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杉養蜂園のいま

みつばち通信 2011年 9-10月号

イメージ 蜜蜂達は蜜を集めて、蓋をかぶせることで保管をしています。

伝統だけに固執せず

 蜜蜂は一つの巣を住み家として、集団で生活します。その数は数千匹から数万匹にもなり、それはたった一匹の女王蜂から生まれた一つの家族です。最盛期には5~6万匹にもなる働き蜂(メス蜂)と、全体のわずか5%程度のオス蜂の上に君臨するのが、女王蜂なのです。養蜂家はこうした蜜蜂の修正を利用して、女王蜂を自らの手で育て、元気な蜂の数を増やしていきます。人の手で女王蜂を育てる方法は、まず元気な幼虫を選び、擬似王台という専用の部屋に幼虫を入れます。働き蜂たちはこの幼虫にローヤルゼリーを与え続け、サナギを経て16日後には新しい女王蜂が誕生します。こうして一つの巣箱に、新しい蜜蜂の家族ができます。

イメージ 巣の状態を確認する養蜂部畑尾部長。

 新しい女王蜂は10日後くらいからオス蜂と交尾をして、いよいよ産卵を始めます。この時期に新しい女王蜂の状態を見て、元気な蜂を産むことができるかどうかを調べるのが「新王検査」です。女王蜂が傷ついていたり、交尾がうまくいっていなかった場合は、さらに新しい女王蜂と交代させることになります。元気で産卵能力が高い女王蜂だけを選ぶことが、将来的に強勢群(元気で勢いのある蜜蜂の群れ)を育てることになるのです。