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杉養蜂園のいま

みつばち通信 2012年 7-8月号

イメージ 秋田での採蜜、北海道への巣箱移動の現場責任者。

自分達の手で

 5月21日、若手養蜂部員2人とともに熊本から秋田に出発したときは、不安とプレッシャーでいっぱいでした。秋田での採蜜は今年で5年目ですが、今回初めての責任者として採蜜を行うことになりました。仕事を任されたことに対して誇りと喜びを感じるとともに、大きな責任を感じながらの業務でした。同行した養蜂部員は秋田での採蜜は初めてで、環境が変われば仕事の内容も変わります。若手の指導、教育を行いながら、目標を達成しなければならない立場にありました。また、天候がどうなるかも大きな不安要素でしたが、責任者としての自覚を持ち、ベストを尽くすしかないと思って挑みました。

準備 巣箱を積んだトラックはフェリーに載って津軽海峡を越えていきます。

 一番難しかったのは、採蜜を行うタイミングでした。天候や気温によって開花する時期は変わり、採蜜の量や蜂蜜の糖度にも影響します。すべては自分の判断にかかっていました。入社以来、指導していただいた先輩養蜂家の手間ひまかけた仕事を思い浮かべながら必死に考え、自分なりの経験を加えて答えを出すしかありません。責任者としての判断を下すことの難しさを、ひしひしと実感していました。
 結果的には天候にも恵まれ、目標以上の量を採蜜することができました。まだまだ責任者として至らない部分も多々ありましたが、後輩の養蜂部員が大きく成長してくれたことを嬉しく思っています。巣箱を無地に北海道まで送り届けたとき、はじめてホッと一息をつくことができました。自分自身、養蜂家として大きな経験を積むことができたことを、今後の自信にしていきたいと思います。養蜂事業部 大西貴也。