杉養蜂園メールマガジン-vol.471 2017.10.22

 杉養蜂園では、11月上旬より北海道から熊本へ帰ってくるミツバチ達を迎える為、蜂場の整備を行っています。


  8月に北海道での採蜜を終え、来年に向けて英気を養っているミツバチ達は、熊本を出発した時よりも数を増やして帰ってきます。その為、新しい蜂場の準備が必要なのです。

草刈り開始直後の新規蜂場の様子。乗用草刈機で蜂場内を回りながら草を刈っていきます。

 蜂場の整備の為にまずは草を刈ります。蜂場が広い場合や草の茂り具合によって、乗用草刈機で大まかに刈り、端の方や木の周りなど刈り残した所を養蜂部員達できれいに刈り込みます。

細かいところは養蜂部員達が刈り込みます。

草刈りが終わったら、蜂場内に消石灰を撒きます。土壌にはいろんな菌が存在していて、中にはミツバチ達の病気を引き起こす要因となるものもいます。消石灰を撒くことで土壌の消毒になり、ミツバチ達を病気から守ることにもなるのです。

石灰を撒いている様子。バケツに小分けして、満遍なく撒きます。

 消石灰をまいた後、蜂場内の端をぐるりと一周しながらナタネの種子を蒔き、蜂場の整備は完了です。ナタネは蜜源植物なので、春を迎え、花が咲くと蜜や花粉がミツバチ達の食料になります。

ナタネの種まきの様子。蜜源植物を増やすこともより良い蜂場づくりに繋がります。

 10月23日に養蜂部係長の毛利と主任の林田が再び北海道へ向かい、ミツバチ達を熊本へ送り出す準備を行います。11月7日に第1陣が北海道を出発し、9日の早朝には熊本へと到着の予定です。

 強勢群(=きょうせいぐん:強くて勢いのあるミツバチの群のこと)となった元気なミツバチ達に会えるのを楽しみに、ミツバチ達が安心して過ごせる環境づくりを進めてまいります。

 


 
 
 


 

 
 


 
 

編集後記