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2025.03.21 コラム

体調が気になるときにはちみつが役立つのは本当?




日本は季節によって温度や湿度がまったく異なるので、常に体調管理に気を配りたいところですよね。

とはいえ、常に健康を保ちつづけるのも簡単なことではありません。

そこでおすすめしたいのが、はちみつなんです。

本記事では、はちみつのもつ効果に着目したうえで、なぜ体調が気になるときに役立つのかを解説していきます。 「はちみつの効果をきちんと把握したうえで試してみたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

体を守りたいときに、はちみつが役立つ理由


元気で健康的な体をつくるうえで、なぜはちみつは有用であると考えられているのでしょうか?

そこには、以下に紹介する2つの理由が大きく関わっています。

理由①抗菌作用が期待できるため


はちみつには抗菌作用があり、元気で健康的な体の維持にもつながります。

体調が気になるときには、手洗いやうがいを徹底し、はちみつを食べて体調管理を心がけましょう。

また、はちみつを食べると体を内側から健康にすることが叶います。

シャキッとした毎日を送りたいときにも、はちみつは有用だといえるでしょう。

理由②水分を抱え込む性質があるため


糖分を多く含むはちみつは、浸透圧の関係で水分を抱え込む性質、すなわち保水(モイスチャー)効果をもっています。そのうえほどよく粘性もあるので、吹き付けるからっ風が気になる季節にはぴったりです。

またはちみつの浸透圧は、先ほど紹介した抗菌作用と合わせて、細菌の活動を抑制してくれます。

元気が欲しいときに食べたいはちみつの選び方




はちみつにさまざまな健康面での効果があることはわかりましたが、実は、どんなはちみつでもよいわけではないのです。

元気が欲しいときにぴったりなはちみつを選ぶポイントがいくつかあるので、まずはそちらを把握しておきましょう。

抗菌作用の強いマヌカハニーを選ぶ


抗菌作用を第一に考えるなら、マヌカハニーを選んでみてはいかがでしょうか。

マヌカハニーとは、ニュージーランドの一部の地域に原生する、“マヌカ”という木の花から採れるはちみつです。 他のはちみつよりも抗菌作用が強いため、体調が気になるときの健康管理にぴったりです。

風味はやや独特で、ハーブのような香りと少しの苦みが感じられます。

そのまま食べるのが難しそうなら、コーヒーや紅茶に砂糖代わりに入れて飲んでみてください。

プロポリスを多く含むはちみつを選ぶ


マヌカハニーのほかには、プロポリスを含んでいるはちみつもおすすめの候補に挙がります。

ミツバチは自分たちの巣を作る際に、新芽や樹皮から集めた樹脂と蜜ろうを混ぜたものを巣材として使います。

この巣材こそが、プロポリスです。巣を守るために使われるプロポリスには樹脂由来の抗菌作用があり、それはそのまま私たち人間にも効果を発揮してくれます。

また、アミノ酸やミネラル、フラボノイドなどの成分も含んでいます。

プロポリスが含まれている商品にはさまざまなものがありますが、同じく高い抗菌作用のある、マヌカハニーに配合された商品などは特におすすめです。

マヌカハニーとプロポリスを同時に摂取できれば、活力に満ちた毎日を送れるようになるでしょう。

持ち運べるはちみつキャンディーを選ぶ


「外出先ですぐに食べられるようにしたい」とお考えなら、持ち運びの簡単なはちみつキャンディーを用意しておきましょう。

体調が気になり始めたタイミングで一粒さっと口にできるのは、ほかのタイプの商品にはない利点です。

冷たい風が堪える冬に常備しておきたいですが、屋内と屋外の寒暖差が激しい夏でも、コンディションを維持するのに役立ってくれるはずです。

楽しく健康を目指せるはちみつを使ったおすすめレシピ




そのまま食べてもおいしいはちみつですが、いろいろな料理に使ってみるのも楽しみ方の一つです。

以下におすすめのレシピを紹介するので、はちみつを日々の食事に取り入れる際はぜひご活用ください。

ヨーグルトのマヌカハニーがけ


抗菌作用の高いマヌカハニーをおいしくいただきたいなら、ヨーグルトにかけてみましょう。簡単に作れるので、手間暇かけず食べたいときにうってつけです。

無糖のヨーグルト100gに対して、大さじ1程度のマヌカハニーをかけてお召し上がりください。

はちみつレモン


はちみつを食べる際は、輪切りにしたレモンを漬けて、はちみつレモンにしてみてはいかがでしょうか。

作り置きしておけばいつでも食べられるので、「甘いものでひと息つきたいな」と思ったときにすぐにいただけます。

また、トーストに乗せたりドレッシングの材料にしたりと、毎日の料理にも活用できます。

はちみつは抗菌作用や水分を抱え込む性質によって、体を健康にしてくれる




今回は、体を守りたいときにはちみつが有用な理由や、はちみつの選び方を解説しました。

はちみつが体の健康維持に役立つのは、高い抗菌作用や水分を抱え込む性質を有しているからです。

また、高い健康効果を得たいなら、加工されていない純粋はちみつや、マヌカハニー、プロポリス入りのはちみつなどを選ぶのがおすすめです。

コラム監修者

平柳 要先生

平柳ひらやなぎ かなめ先生

肩書:医学博士(東京大学)/保健学修士(東京大学)

所属:株式会社 食品医学研究所 代表兼所長

【略歴】

東京大学大学院医学系研究科(生理学)修了後、イタリア・パルマ大学、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学の客員研究員を経て、日本大学医学部(衛生学)准教授となる。
これまで日本体育大学(公衆衛生学/労働衛生学)、佐野日本大学短期大学(公衆衛生学)などの非常勤講師、日本人間工学会、日本宇宙航空環境医学会、日本臨床高気圧酸素・潜水医学会の理事や日本衛生学会、日本予防医学リスクマネージメント学会の評議員などを務めた。
現在は(株)食品医学研究所の代表兼所長。

【専門分野】

・特殊環境医学(宇宙環境生理学、海洋環境生理学、作業環境衛生学)
・科学的根拠(エビデンス)に基づく食材の健康効果研究

【メディア出演歴】

・NHK「ためしてガッテン」
・TBSテレビ「名医のTHE太鼓判!」
・テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」
・CBCテレビ「健康カプセル!ゲンキの時間」
 その他、MBS・テレ東・BSフジなど多数出演。

【監修・寄稿実績】

・蜂蜜力(主婦と生活社)
・魔法のハチミツ(マキノ出版)
・体が整う とっておきのしょうがレシピ(ナツメ社)
 その他、食品の健康効果に関するムックや新聞・雑誌への
 記事の投稿・監修は200冊以上。

【執筆著書】

・がん予防に実は「日光浴」が有効なわけ-ビタミンDの驚きの効力(講談社)
・病気にならない!しょうが緑茶健康法(サンマーク出版、中国語版あり)
・医学博士が考案した長生きふりかけ(サンマーク出版)
 その他、専門書『現代生活と保健衛生』(篠原出版新社)・『新編衛生学実習』(南山堂)など、
 健康・保健に関する書籍を多数執筆。

【外部リンク】

食品医学研究所ブログ:http://h-and-w.jp/column/
マイベストプロ群馬ブログ:https://mbp-japan.com/gunma/food-medicine/column/

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