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2025.06.13 コラム

ハニーディッパーはなぜ必要?メリット・デメリットを解説




はちみつをすくうときに、「スプーンだと扱いにくいな……」と感じたことはありませんか?

そんなときにおすすめなのが“ハニーディッパー”ですが、存在は認識しているものの、実際に使ったことはないという方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、ハニーディッパーの必要性を、スプーンにはないメリット・デメリットとともに解説します。

「おいしいはちみつをストレスなく食べたい!」とお考えの方は、ぜひご一読ください。


ハニーディッパーとは


ハニーディッパーとは、はちみつをすくうためのスティック状の道具です。

先端が球体になっており、そこに刻まれている溝ではちみつを絡めとります。

はちみつ専門のECサイトや大手通販サイト、インテリアショップなどで購入できます。

またハニーディッパーには、一部の金属を除くさまざまな材質が用いられているのも特徴です。

詳細は次項でお伝えしますが、木や樹脂、ガラスといった材質でつくられているものがほとんどです。

ハニーディッパーはなぜ必要?


ハニーディッパーは、はちみつの風味や栄養を損なわずに楽しむために使用されます。

なぜなら、アルミや銅など一部の金属でできたスプーンを使うと、化学反応を起こして風味や成分に悪影響を及ぼす可能性があるからです。

その点、ハニーディッパーの多くはこうした金属以外の材質でできているため、はちみつ本来の魅力を損なわずにすくい出せるのです。

ハニーディッパーの使い方


ハニーディッパーは、どのように使用すればよいのでしょうか。

正しい使い方は次の通りです。

▼ハニーディッパーの使い方

  1. はちみつの容器に先端の球体部分をつける

  2. くるくると回しながらはちみつを絡めとる

  3. 球体部分を下に向けて回転させたまま持ち上げる

  4. はちみつを垂らしたいもののうえまで移動させる

  5. 回転を止めながらハニーディッパーを横向きにしてはちみつを垂らす


初めてハニーディッパーを扱う方でも、数回使用すればはちみつをスムーズにすくえるようになるはずです。

なお、使用後はぬるま湯で溝をよく洗い、しっかりと乾燥させてから保管しましょう。

水ではなくぬるま湯を使うことで、粘度が高いはちみつもきれいに洗い流せます。

ハニーディッパーを使うメリット




次に、ハニーディッパーならではの3つのメリットをお伝えします。

購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

メリット①液ダレを止められる


液ダレしにくいのは、ハニーディッパーを使う大きなメリットです。

ハニーディッパーははちみつを絡めとるのに長けた形状で、くるくると回しながらすくうことで液ダレを防止できます。

そのため、キッチンやテーブルを汚すことなくはちみつを食べられます。

メリット②衛生的に使える


ハニーディッパーは衛生面でも優れています。

スプーンはそのまま口に運べますが、口を付けた状態で再び瓶に戻すと雑菌が入り、はちみつの風味を損ねる恐れがあります。

一見すると便利に思われるかもしれませんが、口をつけたスプーンを再び容器に入れると、雑菌が繁殖してはちみつの品質を落としてしまいます。

一方、ハニーディッパーなら口に直接触れず、食材にも触れないため清潔さを保ちつつ、最後までおいしくはちみつを楽しむことができます。

メリット③食卓をおしゃれに彩れる


ハニーディッパーは実用性だけでなく、見た目にこだわる方にもおすすめのアイテムです。

独特の丸みを帯びた形状と、そこに絡まった黄金色のはちみつが、普段の食卓に華やかさをプラスします。

また見た目が丸くてかわいらしいハニーディッパーは、プレゼントにも適しています。

ガラス瓶に入ったおいしそうなはちみつと一緒に送れば、喜ばれること間違いなしです。

材質によっても印象が大きく変わるため、お気に入りの一本を探してみてはいかがでしょうか。

ハニーディッパーを使うデメリット


はちみつをすくうときに便利なハニーディッパーですが、購入前に知っておきたいデメリットもいくつか存在します。

ここでは2つのデメリットをご紹介しますので、それぞれ見ていきましょう。

デメリット①一度にすくえる量が少ない


ハニーディッパーには、一度にすくえるはちみつの量が少ないというデメリットがあります。

溝に絡めてすくう構造上、スプーンと比べて大量のはちみつを扱うのには向いておらず、料理やお菓子づくりといった場面では不便に感じることもあるでしょう。

ただし、逆にいえば“かけ過ぎを防止できる”とも捉えられるので、糖分を控えたい方にはむしろ好都合といえます。 ヨーグルトやトーストを食べるときなど、はちみつを適量かけたい場面では特に役立つはずです。

デメリット②お手入れに手間がかかる


お手入れが少しだけ面倒な点も、ハニーディッパーのデメリットの一つです。

繰り返しになりますが、ハニーディッパーは先端の球体に溝が彫られているという独特な構造になっています。

そのため、溝に粘度の高いはちみつが入り込むと「洗いにくい……」と感じる方も少なくないかもしれません。

特に、木製のハニーディッパーはよく乾かさないとカビが生えてしまうこともあるので、ほかの材質のものよりもお手入れが難しいとされています。

ハニーディッパーを清潔に保つには、使ったあとすぐにぬるま湯で洗い、風通しの良い場所でしっかりと乾かすことが大切です。

はちみつ専用スプーンを使うのもおすすめ


上記のデメリットがどうしても気になる方には、“はちみつ専用スプーン”もおすすめです。

これは樹脂、ガラス、陶器またはステンレスなど、はちみつの品質を損ねない素材でできた、扱いやすく清潔なスプーンです。

「使い慣れた形のアイテムではちみつをすくいたい」とお考えなら、市販のはちみつ専用スプーンの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

ハニーディッパーは、利便性と衛生面に優れたおしゃれなアイテム!




今回は、ハニーディッパーがなぜ必要なのかを、スプーンにはないメリット・デメリットとともに解説しました。

ハニーディッパーは、棒の先端に溝が彫られた球体がついている、はちみつをすくう専用のアイテムです。

利便性と衛生面に優れ、テーブルを華やかに彩る愛らしいフォルム──ハニーディッパーがあれば、はちみつの魅力を存分に引き出せます。

もし一般的な金属スプーンで召し上がる場合は、すくったらすぐに取り出すのがコツ。瓶に入れたままにしなければ問題ありません。

「せっかくならハニーディッパーに似合う上質なはちみつを選びたい」という方は、はちみつ専門店〈杉養蜂園〉の通販サイトへ。国内外から厳選したこだわりのはちみつを豊富に取り揃えています。


コラム監修者

平柳 要先生

平柳ひらやなぎ かなめ先生

肩書:医学博士(東京大学)/保健学修士(東京大学)

所属:株式会社 食品医学研究所 代表兼所長

【略歴】

東京大学大学院医学系研究科(生理学)修了後、イタリア・パルマ大学、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学の客員研究員を経て、日本大学医学部(衛生学)准教授となる。
これまで日本体育大学(公衆衛生学/労働衛生学)、佐野日本大学短期大学(公衆衛生学)などの非常勤講師、日本人間工学会、日本宇宙航空環境医学会、日本臨床高気圧酸素・潜水医学会の理事や日本衛生学会、日本予防医学リスクマネージメント学会の評議員などを務めた。
現在は(株)食品医学研究所の代表兼所長。

【専門分野】

・特殊環境医学(宇宙環境生理学、海洋環境生理学、作業環境衛生学)
・科学的根拠(エビデンス)に基づく食材の健康効果研究

【メディア出演歴】

・NHK「ためしてガッテン」
・TBSテレビ「名医のTHE太鼓判!」
・テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」
・CBCテレビ「健康カプセル!ゲンキの時間」
 その他、MBS・テレ東・BSフジなど多数出演。

【監修・寄稿実績】

・蜂蜜力(主婦と生活社)
・魔法のハチミツ(マキノ出版)
・体が整う とっておきのしょうがレシピ(ナツメ社)
 その他、食品の健康効果に関するムックや新聞・雑誌への
 記事の投稿・監修は200冊以上。

【執筆著書】

・がん予防に実は「日光浴」が有効なわけ-ビタミンDの驚きの効力(講談社)
・病気にならない!しょうが緑茶健康法(サンマーク出版、中国語版あり)
・医学博士が考案した長生きふりかけ(サンマーク出版)
 その他、専門書『現代生活と保健衛生』(篠原出版新社)・『新編衛生学実習』(南山堂)など、
 健康・保健に関する書籍を多数執筆。

【外部リンク】

食品医学研究所ブログ:http://h-and-w.jp/column/
マイベストプロ群馬ブログ:https://mbp-japan.com/gunma/food-medicine/column/




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