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2025.06.23 コラム

咳を和らげる方法は?はちみつも役に立つのは本当?




「病院に行ったのに咳が止まらない……」「風邪は治ったのに咳だけが出る」 このようにお悩みではありませんか?

咳は病気以外の原因でも出てしまうことがあり、病気でないものであればセルフケアで緩和できるかもしれません。

そこで本記事では、咳を和らげる方法のうち、ご自宅で簡単に試せるものを紹介します。

空気の乾燥する季節に備えたい方は、ご一読ください。

咳がひどいときの原因


咳は本来、人体に備わっている防衛機能であり、ウイルスやホコリなどの異物が気道に入るのを防ぐ役割があります。気道になんらかの異物が入りそうになった、あるいはすでに入ってしまったときに咳が出るのです。

なお、風邪やぜんそく、気管支炎といった病気になった際もひどい咳が続くことがあります。

このような病気はご自宅のケアだけでは対処できないため、症状が2週間以上続く場合は、医療機関を受診しましょう。

本記事でご紹介する対処法は、あくまでも応急処置であり、病気を治すものではない点にご留意ください。

夜間に咳がひどくなるときに考えられること


日中は問題ないにもかかわらず、就寝後に咳が出ることで目が覚め、なかなか眠れなくなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

眠りについてから咳がひどくなる場合は、副交感神経が優位になり、気管支が狭くなっていることが考えられます。副交感神経は体をリラックスさせる役割があり、睡眠中に優位になります。それによって体の緊張がゆるむと、気管支が狭くなり、咳が出やすくなるのです。

そして夜間の咳について、もう一つの原因として考えられるのは、口呼吸で寝ることによる喉の乾きです。

喉が渇いて気管支の粘膜が刺激されると、咳が出ることがあります。

ただし、これらの原因はあくまでも一例です。 ぜんそくや肺炎などの病気が原因の場合もあるため、ひどい咳にお悩みであれば医師にご相談ください。

咳を和らげる方法は?


ここでは、病気以外の原因が考えられるときに、咳を和らげる方法をご紹介します。

「風邪は治ったのに、咳だけが残っている」という場合はお試しください。

水分をとる


口呼吸で寝ることの多い方や、寝室の空調をつけて寝ている方は、水分をとって喉をうるおしましょう。先述の通り、喉が乾燥していると、気管支の粘膜が敏感になることによって咳が出やすい状態になってしまうためです。

ただし、冷たい水を飲むとかえって喉への刺激となるので、常温の水や温かいお湯をお飲みください。

また、スプーン一杯程度のはちみつで喉にうるおいを与える方法もおすすめです。

加湿する


喉の乾燥が原因なのであれば、喉だけでなく室内の空気も加湿したいところです。空気が乾燥すると気道が刺激され、やはり咳が出るようになってしまいます。

湿度40~60%程度を目安に、加湿器や濡れたタオルを活用して室内を加湿しましょう。

喉を温める


乾燥をケアしているにもかかわらず、咳が止まらない場合は、マフラーやタオルを使って喉を温める方法もお試しください。気道が温められることによって、気道を通る空気も温められ、喉への刺激が抑えられます。

また、はちみつ入りのホットレモンなどを飲んで喉を内側から温めてもよいでしょう。

寝る姿勢を変える


気道が狭くなって咳が出ているときは、横を向いて寝ると咳が緩和されることがあります。

より効果を高めたいなら、背中にクッションを挟んで上半身を少し高くした姿勢で寝てみてください。

気道が開くことで、咳が和らぎます。

たばこを控える


喫煙する習慣があり、咳に悩まされている方は、咳が落ち着くまでたばこを控えましょう。

たばこに含まれているニコチンなどの化学物質が気道を刺激し、咳の原因となっていることが考えられます。

ツボを押す


ここまででご紹介した方法にプラスアルファで取り入れる方法としては、ツボ押しもおすすめです。

咳を和らげたいときに役立つツボの一部を以下にまとめましたので、ご参考ください。



ポイントは、ほかの部位と比べて鈍い痛みを感じるところや、しこりのあるところをやや強めに押すことです。

ただし、高熱が出ているときや怪我のあるとき、妊娠中などはかえって悪影響となる場合があるのでお控えください。

咳を和らげたいときには、はちみつも役に立つ?




はちみつを食べると、咳が落ち着く可能性があります。これには、糖度に対して水分量が低い関係で、浸透圧によって水分を保持できるというはちみつの特性が関係しています。この特性により、はちみつが喉の粘膜にとどまることで乾いた喉を保湿してくれるのです。

また、はちみつのなかでも特にマヌカハニーは、“メチルグリオキサール”とよばれる独自の防守成分を含んでいるので、健康対策をしたい方におすすめです。

さらに、はちみつ入りコーヒーを飲むことでも咳が緩和する場合があるといわれています。コーヒーには気管支をある程度広げる作用があり、喉をうるおしてくれるはちみつと一緒に摂取することで効果を発揮するのです。

喉を内側から温めてくれる効果も期待できますので、ぜひお試しください。 コーヒーのほろ苦さとはちみつの甘さが、心まで温めてくれるでしょう。

なお、はちみつはあくまでも食品なので、病気の症状による咳を治療するものではありません。日常生活に支障をきたすような咳であれば、医師にご相談ください。

はちみつの恩恵を受けられる咳のタイプ


前述の通り、はちみつは喉をうるおすはたらきが期待できる食品です。そのため、喉の乾燥が原因で咳が出ている場合には、はちみつが役に立ってくれるかもしれません。

具体的には、乾いた咳が少し気になる程度であれば、はちみつを食べて少し様子を見てもよいでしょう。

ただし、以下に該当する咳が出ている場合は、早急に医療機関へご相談ください。



上記に当てはまる場合は、処置が遅れると重症化してしまうおそれもあります。

はちみつで対処できるのは、あくまでも乾燥が原因の軽い咳のみだと覚えておきましょう。

つらい咳を和らげたい!はちみつを摂取するときのポイント


ここでは、咳を和らげる目的ではちみつを食べる際に意識するとよい2つのポイントをお伝えします。

1日でも早く、健やかな毎日を送るためにも、ぜひご確認ください。

ポイント①就寝前に摂取する


基本的には、どのタイミングではちみつを摂取しても問題ありませんが、もし咳がひどくなかなか眠れない場合は、夜に摂取するとよいでしょう。

はちみつは食べても血糖値が急上昇せず、ゆるやかに上昇するので、睡眠の質を妨げません。そのため、就寝前に食べることで上質な睡眠を促し、さらに喉を保湿することで気持ちよく眠れる効果が期待できます。

なお、就寝前といっても寝る直前に食べるのは、睡眠の質をかえって低下させてしまう可能性があるためおすすめしません。目安は就寝の1~2時間前です。

ポイント②飲み物に入れる


スプーン一杯程度のはちみつをそのまま食べてもよいですが、飲み物に混ぜて飲むのもおすすめです。

ホットミルクや白湯にはちみつを混ぜるだけで、喉を内側から温めてくれるドリンクになります。

ビタミンCが多く含まれているレモンや、風邪のときに体に良いとされているしょうがを混ぜてもよいでしょう。

おすすめのはちみつドリンクのレシピ


ホットミルクや白湯、コーヒーなどにお好みの量のはちみつを混ぜれば簡単にドリンクを作ることができます。

そのうえで今回は、少し手の込んだ『ほうじ茶ハニーラテ』のレシピをご紹介します。

▼ほうじ茶ハニーラテの作り方(2人分)

  1. 鍋に牛乳300ccを入れて加熱する

  2. 牛乳が沸騰したら、ほうじ茶パック1袋を入れて1分程度煮出す

  3. ほうじ茶パックを取り出し、はちみつ大さじ2を混ぜる


ほかにも、杉養蜂園のECサイトではさまざまなはちみつドリンクのレシピを掲載しておりますので、あわせてぜひご覧ください。

参照:杉養蜂園のはちみつレシピ|ほうじ茶ハニーラテ

咳がひどいときに役立つはちみつの活用方法


はちみつは、食べるだけでなく、うがいに使うことでも咳を和らげてくれます。

150ccのぬるま湯に、はちみつ大さじ1を混ぜ、うがい液を作ってうがいをするだけです。

具体的な手順は以下をご覧ください。

▼はちみつうがいの手順

  • 水で口をゆすぐ

  • はちみつのうがい液を口に含んで上を向き、数秒間うがいをする

  • うがい液を口から出す


いきなり喉でうがいをすると、口の中にある細菌やウイルスが、はちみつのうがい液に混じって喉に移ってしまう可能性があります。そのため、最初に水だけで口の中をきれいな状態にしましょう。

喉を守って咳を予防する方法


つらい咳にできるだけ悩まされない日々を送るには、毎日の予防が大切です。

そこで最後に、咳を予防するために意識したい習慣をお伝えします。

マスクを着用する


マスクの着用は、風邪予防の基本です。

よく知られているように、ウイルスや花粉、アレルギーの原因となる物質などを吸い込まないようブロックしてくれるのはもちろん、口の中の乾燥を防ぐ効果もあります。

風邪が流行る季節は特に、人混みを歩く際はマスクの着用を心がけましょう。

うがいをする


こまめなうがいもまた、マスクと同様に意識したい風邪予防の一つです。

「咳が出そうだな」と感じるときや乾燥による咳が気になる季節には、本記事でご紹介した、はちみつうがいもぜひお試しください。

刺激物を避ける


お酒や辛いもの、熱すぎるものなど、いわゆる“刺激物”の摂取はできるだけ控えたいものです。

これらの刺激物は、喉から水分を奪ったり、粘膜を傷つけたりすることで、咳をはじめとする不調の原因となる場合があります。常に我慢しつづける必要はありませんが、喉の調子が悪いときは摂取を控えましょう。

また、喫煙も可能な限りお控えください。

咳を和らげるために、喉への刺激や乾燥を避けよう




今回は、病気以外の原因が考えられるときに、咳を和らげる方法をお伝えしました。

風邪が治ったにもかかわらず咳が止まらない場合は、気管支が狭くなっているか、あるいは喉が乾燥していることが考えられます。特に喉の乾燥が原因の場合は、はちみつを食べれば咳を和らげられるかもしれないので、本記事で紹介したレシピやうがいをぜひお試しください。

また、咳がつらいときに食べるはちみつをお探しであれば、杉養蜂園のECサイトをご覧ください。

マヌカハニーや、白湯に混ぜるだけでレモネードが作れるハニーレモンなど、体にうれしいはちみつ製品を多数取り扱っております。
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