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2025.07.25 コラム

二日酔いはなぜ起こる?つらいときにおすすめの食べ物も紹介




お酒を飲みすぎてしまったあとに生じる不快感は、いち早く解消したいところですよね。

そのためには、二日酔いが起こる原因や、気分が優れないときに適した食べ物を知っておくと役立ちます。

本記事では、「なぜ、たくさんお酒を飲むと気持ち悪くなるのか」という疑問にお答えしたうえで、リフレッシュに適した食べ物を紹介します。

二日酔いに悩まされている方は、ぜひ参考にしてください。

二日酔いが起こるメカニズム


二日酔いが起こるメカニズムは、はっきりとは解明されていませんが、“アセトアルデヒド”という物質が深く関係していると考えられています。

アセトアルデヒドとは、肝臓でアルコールを分解する際に生じる、毒性を持つ有害物質のことです。

本来であれば、アセトアルデヒドは肝臓で分解されて無害な“酢酸”に変えられるため、蓄積しにくいとされています。しかし、一度にたくさんのお酒を飲んでしまうと分解が追いつかず、アセトアルデヒドが体内に残ってしまい、二日酔いが起こる可能性が高くなるのです。

また、アセトアルデヒドを分解する力には個人差があり、特に日本人はその力が弱いとされているので、少ない量のアルコールでも二日酔いになることがあります。

二日酔いになったらどうすればよい?


たくさんお酒を飲んでしまった場合でも、適切に対処すれば、気分をリフレッシュできる可能性があります。

以下では、二日酔いが起こったときでもすぐに試せる対処法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

水分をとる


お酒を飲むと、アルコールの利尿作用によって、体内の水分が失われやすくなります。

そのため、たくさんお酒を飲んだあとは、水分補給を心がけることが大切です。

また、水分をしっかり摂取すると、アルコールの排出も促進される可能性があります。

スッキリとした気分で過ごすためにも、アセトアルデヒドが体内に蓄積されないように、水分をとることを意識しましょう。

二日酔いのときにおすすめの飲み物


たくさんお酒を飲んだあとの水分補給には、水のほかに、以下のような飲み物も適しています。

▼二日酔いのときにおすすめの飲み物

  • ・スポーツドリンク

  • ・果汁飲料

  • ・コーヒー


このような飲み物なら、水分以外の成分も効率よく補えます。

たとえばスポーツドリンクは、アルコールによって失われた糖質やミネラルの補給が可能です。

果汁飲料であれば、肝臓のはたらきをサポートする糖質とビタミンを補えます。

コーヒーは、利尿作用があるカフェインが含まれているため、アルコールの排出が促される可能性があります。

二日酔いで気分が優れないときは、水やこうした飲み物を摂取し、しっかり水分補給しましょう。

食事をとる


水分と同時に、食べ物から栄養素を補給することも効果的です。

二日酔いのときは食欲が低下することもありますが、可能な限り食べ物を摂取して、健康維持に欠かせない栄養素を取り入れたほうがよいでしょう。

二日酔いのときにおすすめの食べ物


前項に関連して、ここでは飲みすぎた翌朝などに選ばれることの多い食材や、身体をいたわりたいときに取り入れられる食べ物について、具体例を挙げつつ紹介します。

はちみつ


たくさんお酒を飲んだ翌日の食べ物には、はちみつが適しています。

はちみつには、果糖やぶどう糖などの糖質が多く含まれています。こうした糖質は、肝臓のエネルギー源であり、アルコールやアセトアルデヒドを滞りなく分解するためには欠かせない成分です。

また、はちみつは飲み物に加えてもおいしくいただけるので、水分を補給したいときにも役立ちます。二日酔いのつらい朝は、ぜひ活用してみてください。

以下に、おすすめの美味しいジュースの作り方をご紹介します。

数あるメニューのなかから今回ご紹介するのは、手軽に作れる“はちみつレモンシロップドリンク”です。

はちみつレモンシロップは、はちみつのほかに、はちみつ酢も消費できるレシピです。

必要な材料は、以下にまとめています。

▼はちみつレモンシロップの材料(2人分)

・はちみつ:200g

・はちみつ酢:500cc

・レモン:3個

・砂糖:100~200g

・塩:適量

作り方は、以下の通りです。

▼はちみつレモンシロップの作り方

1.レモンは塩をまぶしてよく揉み込み、流水で洗って輪切りにする

2.保存容器にはちみつ・はちみつ酢・レモン・砂糖を入れる

3.毎日1度は振り混ぜながら、2週間ほど漬け込む

完成したはちみつレモンシロップは、水や炭酸、焼酎/お酒で割ってからお召し上がりください。

爽快な酸味とやさしい甘みを楽しめる、夏にぴったりのドリンクです。

レモンを切って材料を入れるだけで完成するので、料理を普段しない方でも簡単に作れます。

さらにレモンに含まれるクエン酸には、はつらつとした毎日をサポートし、食事の時間をより楽しくする効果が期待できます。

レモンとはちみつの相乗効果で、食欲が落ちてしまいがちな夏を快適に過ごしましょう。

※1歳未満のお子さまがはちみつを食べると、“乳児ボツリヌス症”を発症するおそれがあります。



果物


果物にも、はちみつと同様に糖質が多く含まれているため、アルコールやアセトアルデヒドの分解を助けるはたらきがあります。

さらに果物には、肝臓の酵素のはたらきをサポートする成分である、ビタミンCも豊富に含まれています。

したがって、たくさんお酒を飲んだときは、オレンジやキウイフルーツなど、ビタミンCが多く含まれている果物を食べるのがおすすめです。

納豆・豆腐


納豆や豆腐などの大豆製品には、糖質をエネルギーに変えるのを助けるビタミンB1が豊富に含まれています。

デザートとして、糖質が含まれるはちみつや果物と一緒に食べるのが効果的です。

また、大豆製品に含まれるたんぱく質も、肝臓のはたらきをサポートします。結果としてアセトアルデヒドの分解も促されるため、二日酔いによる不調の緩和が見込めるでしょう。

味噌汁


二日酔いで食欲がないときには、味噌汁がぴったりです。

アルコールの利尿作用によって失われた水分とともに、塩分も補給できます。

味噌汁には、善玉菌や食物繊維といった消化を助ける栄養素も含まれているため、胃が弱っている状態でも食べやすいでしょう。

なかでも、あさりやしじみの味噌汁は、二日酔いの緩和に役立つといわれています。

これは、あさりやしじみに含まれるタウリンという成分に、アルコールやアセトアルデヒドの代謝を助けるはたらきがあるためです。

可能であれば飲酒前にも飲んでおくと、二日酔いの防止につながります。

二日酔いのときに摂取するとよい栄養素


二日酔いによる不快感の緩和やリフレッシュに役立つ栄養素を知っておくと、お酒を飲みすぎたときの食事内容を考える際に役立ちます。

以下で、それぞれの栄養素が二日酔いにどのように役立つのかを見ていきましょう。

糖質


お伝えしたように、糖質は、アルコールやアセトアルデヒドを分解する肝臓のエネルギー源です。

肝臓のはたらきを維持するためには、飲酒時や飲酒後は糖質をしっかりと補給する必要があります。

糖質は、はちみつや果物のほかに、米やパン、麺などの炭水化物が多く含まれる食べ物からも効率よく取り入れることができます。

これは、炭水化物が体内で分解される過程で糖質に変わるためです。二日酔いのときも、胃の不快感がひどくないのであれば、炭水化物が多く含まれる食事をとるのがおすすめです。

ビタミンC


ビタミンCは、肝臓にある酵素のはたらきを活性化し、アルコールやアセトアルデヒドの分解を促す役割があります。 したがって、ビタミンCも、飲酒時に意識して摂取したい栄養素の一つです。

なお、ビタミンCは水溶性のため体内に留まりにくく、短時間で尿とともに排出されるという特徴があります。

二日酔いによる不調を軽減するには、飲酒を始める前からこまめに補給しましょう。

ビタミンB1


糖質を肝臓のエネルギー源に効率よく変化させるには、ビタミンB1が欠かせません。

たとえ、糖質を多く摂取していたとしても、ビタミンB1が不足していれば代謝がスムーズに行われず、肝臓のはたらきが十分に発揮できなくなります。

また、ビタミンB1は、ビタミンCと同様に水溶性であるため、短時間で体外に排出されます。

したがって、二日酔いになってからではなく、飲酒を始める前から補給しておくのが理想的です。

二日酔いのときに気をつけたいこと


二日酔いのときは、なるべく安静にし、身体に負担をかけないことが重要です。

たくさんお酒を飲んだあとは睡眠の質が下がるため、たとえ長時間眠ったとしても、身体がしっかり休めていないことがあります。

こうした状態で無理な活動をすると、身体の回復が妨げられ、不調が長引きかねません。

そのため、二日酔いのときは無理せず静かに過ごし、アルコールやアセトアルデヒドの分解で疲弊した肝臓をしっかり休ませることが、回復への近道です。

二日酔いに悩まされずにお酒を楽しむためのポイント


心おきなくお酒を楽しむためには、二日酔いが起こったあとの対処法だけではなく、事前の対策も押さえておくことが大切です。

ここでは、アルコールを摂取するときに気をつけたい3つのポイントを紹介しますので、飲酒時にお役立てください。

ポイント①自分に適した飲酒量を把握する


二日酔いの予防のためにまず重視したい点は、自分の体質に適した飲酒量を把握することです。

アセトアルデヒドを分解する能力には個人差があり、すべての人に共通する適量というものはありません。

くわえて、その日の体調によっても飲める量は変わってくるため、今までの経験から自分にとっての適量を見極める必要があります。

「お酒を飲む機会が少なく、自分の適した飲酒量がわからない」という方は、少しずつ飲むようにし、自分の体調がどのように変化するかをこまめに確認するとよいでしょう。

ポイント②水を一緒に飲む


お酒と一緒に水を飲むと、飲酒のペースを落とせるうえに血中のアルコール濃度を下げることもできるため、二日酔いの予防に有効です。

くわえて水分補給にもなり、アルコールの排出を促す効果も期待できます。

ポイント③おつまみを先に食べる


空腹状態での飲酒は、飲むペースが速くなる傾向があります。あわせて、アルコールが体内に吸収されるスピードも速めてしまうため、お酒を飲む前におつまみを食べておく必要があります。

おつまみの種類については、どれを選んだとしても、アルコールやアセトアルデヒドの分解に大きな影響はありません。

しかし、身体への負担を可能な限り軽減したいのであれば、脂っこい揚げ物やこってりした肉料理などのおつまみは控え、胃に負担がかかりにくい食事を選ぶのがよいでしょう。

二日酔いがつらいときは適した食べ物を摂取することが効果的


今回は、二日酔いが起こるメカニズムと、気分のリフレッシュに役立つ食べ物を紹介しました。

二日酔いは、アルコールを分解する際に生じる、アセトアルデヒドが原因の一つだと考えられています。

アセトアルデヒドは肝臓で無害な物質に分解されるため、二日酔いのときは、肝臓がはたらく際のエネルギー源となる糖質をしっかりとることが大切です。

たとえば、糖質を多く含むはちみつのような食べ物を摂取するとよいでしょう。

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