2025.09.17 コラム
はちみつは筋肉に良い?トレーニングにおすすめな理由を紹介
筋肉を鍛える際、トレーニングの内容を考えることも重要ですが、十分な栄養補給ができるかどうかにも気を遣う必要があります。
そこでぜひお試しいただきたいのが、“はちみつ”です。
甘味料の代表格であるはちみつですが、実は栄養補給手段としても最適なのです。
本記事では、筋肉を鍛える際に、はちみつがどのようなメリットをもたらすのかを解説します。
「食生活も考慮して筋肉を鍛えたい」とお考えの方は、ぜひご覧ください。
健康効果を説明する前に、はちみつがどのような食べ物であるかをおさらいしておきましょう。
はちみつは、ミツバチが集めた花の蜜が、巣のなかで加工・貯蔵されたものです。
含有される成分の多くが糖類であるため、甘味料として使えるのはもちろんのこと、栄養補給の手段としても役立ちます。
そのうえ、糖類のほかにもさまざまな健康成分を含んでいるため、日々の健康維持にも効果が期待できます。
こうした性質から、近年ではトレーニングに向けた健康的な身体づくりのために、はちみつを普段の生活に取り入れる人が増えてきているのです。
「エネルギーとして摂取するなら、砂糖でもいいんじゃないのかな?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実ははちみつと砂糖には明確な違いがあります。
まず、はちみつと砂糖は含まれている糖類の種類が異なります。
はちみつを構成する糖類は主にブドウ糖や果糖といった単糖類ですが、砂糖(上白糖)に含まれているのは二糖類であるショ糖です。
ショ糖は体内での吸収時に一度分解される必要がありますが、ブドウ糖はそのまま吸収されるので、より素早くエネルギーへと変わります。
そのため、トレーニングの前後の栄養補給手段としては、砂糖よりもはちみつのほうが適しているのです。
くわえて、先ほどお伝えした通りはちみつには糖類以外にもさまざまな栄養成分や健康成分が含有されていますが、砂糖には糖類以外の成分が基本的に含まれていません。
糖類とともにほかの成分も摂取できる点は、はちみつにしかないメリットだといえるでしょう。
以下に示した通りはちみつには3つの種類があり、それぞれ異なる特徴を持ちます。
3種類のはちみつ
・純粋はちみつ
・精製はちみつ
・加糖はちみつ
ミツバチの巣から採取された自然の状態にもっとも近いはちみつが、純粋はちみつです。
日本では、水分の含有量が22%以下かつ、ブドウ糖と果糖の合計の含有量が100gあたり60g以上のものが、この純粋はちみつに該当します。
はちみつ本来の栄養成分・健康成分が損なわれていないため、健康目的で選ぶ場合には最適な種類です。
また、味わいや香りも非常に良いので、おいしく食べる目的で選ぶのにもうってつけです。
参照元:一般社団法人 全国公正取引協議会連合会「はちみつ類の表示に関する公正競争規約及び施行規則 p18 p19」
精製はちみつは、加工によって色合いや風味、栄養成分・健康成分を取り除いたものです。
純粋はちみつと異なり単体で楽しむものではありませんが、加工は容易なのでさまざまな用途で活用されています。
果汁と組み合わさった“果汁入りはちみつ”なども存在するので、より幅広い楽しみ方ができるでしょう。
値段も安価でお求めやすいため、はちみつを手軽に生活へ取り入れたいときにおすすめです。
はちみつに砂糖や水あめを加えたものを「加糖はちみつ」と呼びます。
砂糖は二糖類であるショ糖を含み、水あめは同じく二糖類である麦芽糖(ばくがとう)を含んでいるため、体内で吸収される際には一度分解が必要となります。
その結果、ブドウ糖や果糖といった単糖類で構成される純粋はちみつに比べ、吸収スピードは遅くなります。
ただし、風味や舌触りは純粋はちみつに近いため、おいしく味わう目的であればおすすめできます。
また、純粋はちみつよりも価格が抑えられていることから、コストパフォーマンスの面でも非常に優れています。
さまざまな栄養成分・健康成分を含むはちみつを食べることで、以下の健康上のメリットを得られます。
はちみつを食べて得られるメリット
1.健やかな毎日をサポートしてくれる
2.季節の変わり目の健康維持に役立つ
3.すっきりとした毎日を過ごせる
先述の通り、はちみつの主成分のひとつであるブドウ糖を摂取することで、素早くエネルギーを補給することができます。
毎日の食事にはちみつを適量取り入れていけば、仕事や家事、育児を頑張るために必要な活力を得られるでしょう。
もちろん、運動やトレーニング前後の栄養補給手段としても最適です。
特に、ランニングやダンスといった持久力が重要な有酸素運動を行う際には、はちみつ入りのドリンクなどでエネルギーをさっと補給できると理想的です。
気温の急激な変化などが原因で、季節の変わり目に元気が出なくなってしまう、という方もいらっしゃるでしょう。
そのようなときにも、はちみつには抗菌作用があり、食べることで細菌が繁殖しにくい体内環境をつくる手助けができるためおすすめです。
仕事でも家事でも、ここ一番の大事なタイミングで踏ん張れるように、はちみつを定期的に摂取していきましょう。
「なんだか最近すっきりしないな……」とお悩みの方も、はちみつを取り入れてみてはいかがでしょうか。
なぜなら、はちみつには身体を内側からきれいにする効果も期待できるためです。
同様の効果を持っているヨーグルトと合わせて食べれば、より効果的にすっきりとした毎日を送れるようになります。
ここからは、身体づくりにフォーカスしてはちみつの健康効果を解説いたします。
身体づくりの観点で、はちみつには以下のうれしい効果が期待できます。 身体づくりにおけるはちみつの魅力
・運動後の栄養補給に適している
・お腹の調子を健やかに保てる
・トレーニング期間中の健康的な生活を支える
・日々のエネルギー管理に役立つ
・夜のリラックスタイムをサポートする
はちみつの力で健康的な生活を送ってトレーニングの質を高めれば、筋肉も自然とついていくでしょう。
繰り返しになりますが、はちみつは運動やトレーニング後の栄養補給手段として適しています。
実際、近年は運動する方向けの商品でもはちみつがベースとなっているものが登場しており、その効果に注目が集まっていることがうかがえます。
トレーニングのあとにしっかりと栄養補給できるかどうかは、その後のパフォーマンスを考えるうえで非常に重要なポイントです。
ゆえに、スピーディーかつおいしく栄養補給できるはちみつは、まさに理想的な食材なのです。
はちみつには、人体がもともと持っている整腸作用を維持して、身体の内部を健康な状態に保つ効果も期待できます。
トレーニングを集中して行う期間は食事の内容が偏りがちで、身体の調子を崩しやすいため、この効果が非常に重要となります。
トレーニングで筋肉をつけても、身体の調子が万全でなければ本末転倒です。
パフォーマンスを最大限に発揮するためにも、はちみつを食べて身体を内側からも健康にしていきたいところです。
トレーニング中の激しい運動が、ときには体調を崩す原因になる場合もあります。
また前項でも記載したように、トレーニングの期間は食事の内容が偏る傾向があり、それによって身体が万全の状態でなくなってしまうことも少なくありません。
このようなときにも、はちみつを積極的に摂取したいところです。
抗菌作用のあるはちみつを食べることで、トレーニング期間中の身体を健康的な状態に維持することができます。
はちみつを普段の食生活に取り入れることで、日々のエネルギー管理をより効率よく行えるようにもなります。
はちみつのエネルギーは100gあたり329kcalであるのに対して砂糖は391kcalと、はちみつのほうがわずかにエネルギーが低いです。
そのうえ、はちみつは砂糖よりも甘味が強いため、少ない量でも同じだけの甘さを料理や食品に加えられます。
つまり、砂糖をはちみつに置き換えることで、自然と摂取エネルギーを減らせるのです。
「トレーニング期間でも甘いものが食べたい!」とお考えなら、はちみつを活用して上手にエネルギーを管理していきましょう。
参照元:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 第2章(データ)」
トレーニングを頑張った日の夜には、ほどよい甘さのあるはちみつを少しいただいて、自身を労わるリラックスタイムを設けましょう。
休息の時間もしっかりと取ることが、質の良いトレーニングには欠かせません。
ほっとひと息つきたいときには、温かいハーブティーやホットミルクなどに混ぜて飲むのもおすすめです。
さまざまな健康効果があるはちみつですが、生活へ実際に取り入れる際は以下のポイントも意識したいところです。
はちみつを活用する際のポイント
1.健康を意識するなら純粋はちみつを選ぶ
2.生で食べる
3.1日大さじ1~2杯の摂取を目安にする
4.プロテインに混ぜる
この4点を意識してはちみつを生活に取り入れれば、毎日が一層健やかなものとなり、トレーニングにも身が入るようになります。
健康効果を得るためにはちみつを取り入れるのであれば、糖類のほかにも自然由来の成分が含まれている純粋はちみつを選ぶのがおすすめです。
これらの成分は体の調子を整えるサポートをしてくれるほか、日々の食生活に不足しがちな栄養素を補う役割も期待できるでしょう。
また、純粋はちみつは人工的な加工がほとんど行われていないとされている為、自然本来の風味や香りを楽しむことができ、健康志向の方にとって最適な選択肢といえるでしょう。
前項と同じ理由から、純粋はちみつを食べる際に加熱することもおすすめできません。
温かい飲み物に混ぜる際も、温度が高すぎるとはちみつの栄養成分・健康成分が損なわれてしまうので、温め過ぎないように注意しましょう。
スプーンですくってそのまま食べるのが、一番シンプルかつ理想的な食べ方です。
はちみつを食べる際は、一日の摂取量を大さじ1~2杯程度に抑えましょう。
砂糖と比べれば低エネルギーなはちみつですが、それでもほかの食品や調味料と比べれば決して低いとはいえません。
そのため、過剰に摂取すれば当然エネルギー過多となってしまいます。
また、さまざまな栄養成分・健康成分を含むはちみつを大量に摂取すると、場合によってはおなかが緩くなってしまうかもしれません。
そのような事態を避けるためにも、日々摂取するはちみつを適量に保つことが重要となるのです。
筋力トレーニングの前後にプロテインを飲む、という方は多くいらっしゃるでしょう。
そのプロテインにはちみつを混ぜるのも、有用な活用方法です。
プロテインでたんぱく質を、はちみつで糖類を摂取することで、より効率よくエネルギーのチャージができます。
また、トレーニングには直接関係ありませんが、シンプルにおいしさが改善される点もメリットです。
種類にもよりますが、プロテインはどうしても味が単調になってしまう傾向があります。
しかしそこにはちみつを混ぜれば、自然な甘味が加わりよりおいしくプロテインを摂取できるようになります。
飲む機会の多いプロテインだからこそ、はちみつで味にもこだわりたいところです。
プロテインに混ぜる方にも、以下の食品とはちみつを合わせて食べるのもおすすめです。
はちみつと一緒に楽しみたい食品
・ヨーグルト
・チーズ
・パン
・牛乳
朝食やおやつの時間には、はちみつとヨーグルトの組み合わせをぜひお試しください。
ヨーグルトにはちみつをかけるだけで準備できるので、忙しい時間でもさっと食べられます。
また、はちみつと同様に、ヨーグルトにも身体を内側からきれいにする効果が期待できます。
合わせて摂取することで、毎日をすっきりとした気持ちで過ごせるようになるでしょう。
なお、ヨーグルトに混ぜる際、混ざりにくいことがありますが、果糖が少ないはちみつほど起こりやすいため、気になるようであれば果糖の含有量が多いはちみつを選びましょう。
もし結晶してしまったら? 湯煎すると元の状態に戻ります。はちみつが結晶してしまっても、品質には問題ありません。
元の状態に戻すには、フタを開けて40~42度のお湯で湯煎すると溶けていきます。
手順としては、ボウルや鍋にお湯を入れ、結晶したはちみつの容器のフタを開けて、容器をそっと中に入れます。
その際、結晶したはちみつをスプーンなどで軽く混ぜながら溶かすと、よりスムーズに元の状態に戻すことができます。
代表的なものとしては、アカシアの花を蜜源とするアカシアはちみつが挙げられます。
ヨーグルトと同じ乳製品であるチーズも、はちみつと良いコンビネーションを発揮します。
チーズには、筋肉を鍛える際に欠かせないたんぱく質が豊富に含まれているため、それ単体で食べても十分にトレーニングのサポートとなります。
そこに糖類が豊富なはちみつも合わせれば、トレーニング前後の栄養補給手段としては申し分ありません。
また、塩気のあるチーズと甘味の強いはちみつが、お互いの良い部分を相乗効果で引き立て合うため、健康効果を抜きにしても最適な食べ合わせだといえます。
よりしっかりと食事としてはちみつを食べたいのであれば、パンと組み合わせてみましょう。
糖類を多く含むはちみつと炭水化物であるパンの組み合わせは、エネルギーを補給する手段として適しています。
また味わいに関しても、ほどよく甘いはちみつにパンの塩気や香ばしさが合わさり、相性抜群です。
一点、はちみつに合わせるパンを選ぶ際は、食パンやフランスパン、ベーグルといったシンプルなものを選ぶことをおすすめします。
市販の菓子パンや味のついているパンはもともとエネルギーが高く、そこへさらにはちみつをかけるとエネルギー過多となってしまうためです。
健康を意識するのであれば、素朴な味わいのパンと組み合わせるのがよいでしょう。
牛乳に混ぜて飲むのも、はちみつを摂取する定番の方法の一つです。
牛乳に含まれるラクトースという糖類には、腸内環境を整える効果が期待できます。
はちみつとともに飲めば、トレーニングを頑張るための健康的な身体づくりをサポートすることが可能です。
なお、はちみつと牛乳を組み合わせる際は、冷たいままではなく温めることをおすすめします。
ヨーグルトのときと同じように、冷たい牛乳にはちみつを入れると、うまく混ざりきらずに下へ沈殿してしまうことがあります。
ホットミルクであれば、はちみつが固まることもないうえに、栄養補給しながら身体を内側から温められるので一石二鳥です。
同じ内容になりますが、もし結晶してしまった場合は、以下の方法をお試しください。
湯煎すると元の状態に戻ります。 はちみつが結晶してしまっても、品質には問題ありません。
元の状態に戻すには、フタを開けて40~42度のお湯で湯煎すると溶けていきます。
手順としては、ボウルや鍋にお湯を入れ、結晶したはちみつの容器のフタを開けて、容器をそっと中に入れます。
その際、スプーンなどで軽く混ぜながら溶かすと、よりスムーズに元の状態に戻すことができます。
今回は、トレーニング中の栄養補給手段としてはちみつが適している理由や、活用する際のポイントを解説しました。
エネルギー源になる糖類のほか、さまざまな栄養成分・健康成分が含まれているはちみつは、トレーニング期間中の栄養補給手段として最適です。
実際にお試しになる際は、食べ方や組み合わせる食材などを意識して、はちみつの健康効果をより効果的に享受したいところです。
はちみつを普段の食事に取り入れるにあたって「自分に合ったものを選びたい」とお考えであれば、ぜひ杉養蜂園のECサイトをご利用ください。
国内・国外の多種多様な産地の純粋はちみつのほか、バリエーション豊かな果汁入りはちみつなども取り扱っております。
そこでぜひお試しいただきたいのが、“はちみつ”です。
甘味料の代表格であるはちみつですが、実は栄養補給手段としても最適なのです。
本記事では、筋肉を鍛える際に、はちみつがどのようなメリットをもたらすのかを解説します。
「食生活も考慮して筋肉を鍛えたい」とお考えの方は、ぜひご覧ください。
はちみつとはどのような食べ物?
健康効果を説明する前に、はちみつがどのような食べ物であるかをおさらいしておきましょう。
はちみつは、ミツバチが集めた花の蜜が、巣のなかで加工・貯蔵されたものです。
含有される成分の多くが糖類であるため、甘味料として使えるのはもちろんのこと、栄養補給の手段としても役立ちます。
そのうえ、糖類のほかにもさまざまな健康成分を含んでいるため、日々の健康維持にも効果が期待できます。
こうした性質から、近年ではトレーニングに向けた健康的な身体づくりのために、はちみつを普段の生活に取り入れる人が増えてきているのです。
砂糖とはどう違う?
「エネルギーとして摂取するなら、砂糖でもいいんじゃないのかな?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実ははちみつと砂糖には明確な違いがあります。
まず、はちみつと砂糖は含まれている糖類の種類が異なります。
はちみつを構成する糖類は主にブドウ糖や果糖といった単糖類ですが、砂糖(上白糖)に含まれているのは二糖類であるショ糖です。
ショ糖は体内での吸収時に一度分解される必要がありますが、ブドウ糖はそのまま吸収されるので、より素早くエネルギーへと変わります。
そのため、トレーニングの前後の栄養補給手段としては、砂糖よりもはちみつのほうが適しているのです。
くわえて、先ほどお伝えした通りはちみつには糖類以外にもさまざまな栄養成分や健康成分が含有されていますが、砂糖には糖類以外の成分が基本的に含まれていません。
糖類とともにほかの成分も摂取できる点は、はちみつにしかないメリットだといえるでしょう。
はちみつの種類
以下に示した通りはちみつには3つの種類があり、それぞれ異なる特徴を持ちます。
3種類のはちみつ
・純粋はちみつ
・精製はちみつ
・加糖はちみつ
純粋はちみつ
ミツバチの巣から採取された自然の状態にもっとも近いはちみつが、純粋はちみつです。
日本では、水分の含有量が22%以下かつ、ブドウ糖と果糖の合計の含有量が100gあたり60g以上のものが、この純粋はちみつに該当します。
はちみつ本来の栄養成分・健康成分が損なわれていないため、健康目的で選ぶ場合には最適な種類です。
また、味わいや香りも非常に良いので、おいしく食べる目的で選ぶのにもうってつけです。
参照元:一般社団法人 全国公正取引協議会連合会「はちみつ類の表示に関する公正競争規約及び施行規則 p18 p19」
精製はちみつ
精製はちみつは、加工によって色合いや風味、栄養成分・健康成分を取り除いたものです。
純粋はちみつと異なり単体で楽しむものではありませんが、加工は容易なのでさまざまな用途で活用されています。
果汁と組み合わさった“果汁入りはちみつ”なども存在するので、より幅広い楽しみ方ができるでしょう。
値段も安価でお求めやすいため、はちみつを手軽に生活へ取り入れたいときにおすすめです。
加糖はちみつ
はちみつに砂糖や水あめを加えたものを「加糖はちみつ」と呼びます。
砂糖は二糖類であるショ糖を含み、水あめは同じく二糖類である麦芽糖(ばくがとう)を含んでいるため、体内で吸収される際には一度分解が必要となります。
その結果、ブドウ糖や果糖といった単糖類で構成される純粋はちみつに比べ、吸収スピードは遅くなります。
ただし、風味や舌触りは純粋はちみつに近いため、おいしく味わう目的であればおすすめできます。
また、純粋はちみつよりも価格が抑えられていることから、コストパフォーマンスの面でも非常に優れています。
はちみつを食べることで得られるメリット
さまざまな栄養成分・健康成分を含むはちみつを食べることで、以下の健康上のメリットを得られます。
はちみつを食べて得られるメリット
1.健やかな毎日をサポートしてくれる
2.季節の変わり目の健康維持に役立つ
3.すっきりとした毎日を過ごせる
メリット①健やかな毎日をサポートしてくれる
先述の通り、はちみつの主成分のひとつであるブドウ糖を摂取することで、素早くエネルギーを補給することができます。
毎日の食事にはちみつを適量取り入れていけば、仕事や家事、育児を頑張るために必要な活力を得られるでしょう。
もちろん、運動やトレーニング前後の栄養補給手段としても最適です。
特に、ランニングやダンスといった持久力が重要な有酸素運動を行う際には、はちみつ入りのドリンクなどでエネルギーをさっと補給できると理想的です。
メリット②季節の変わり目の健康維持に役立つ
気温の急激な変化などが原因で、季節の変わり目に元気が出なくなってしまう、という方もいらっしゃるでしょう。
そのようなときにも、はちみつには抗菌作用があり、食べることで細菌が繁殖しにくい体内環境をつくる手助けができるためおすすめです。
仕事でも家事でも、ここ一番の大事なタイミングで踏ん張れるように、はちみつを定期的に摂取していきましょう。
メリット③すっきりとした毎日を過ごせる
「なんだか最近すっきりしないな……」とお悩みの方も、はちみつを取り入れてみてはいかがでしょうか。
なぜなら、はちみつには身体を内側からきれいにする効果も期待できるためです。
同様の効果を持っているヨーグルトと合わせて食べれば、より効果的にすっきりとした毎日を送れるようになります。
筋肉づくりの生活をサポートするはちみつの魅力とは?
ここからは、身体づくりにフォーカスしてはちみつの健康効果を解説いたします。
身体づくりの観点で、はちみつには以下のうれしい効果が期待できます。 身体づくりにおけるはちみつの魅力
・運動後の栄養補給に適している
・お腹の調子を健やかに保てる
・トレーニング期間中の健康的な生活を支える
・日々のエネルギー管理に役立つ
・夜のリラックスタイムをサポートする
はちみつの力で健康的な生活を送ってトレーニングの質を高めれば、筋肉も自然とついていくでしょう。
運動後の栄養補給に適している
繰り返しになりますが、はちみつは運動やトレーニング後の栄養補給手段として適しています。
実際、近年は運動する方向けの商品でもはちみつがベースとなっているものが登場しており、その効果に注目が集まっていることがうかがえます。
トレーニングのあとにしっかりと栄養補給できるかどうかは、その後のパフォーマンスを考えるうえで非常に重要なポイントです。
ゆえに、スピーディーかつおいしく栄養補給できるはちみつは、まさに理想的な食材なのです。
お腹の調子を健やかに保てる
はちみつには、人体がもともと持っている整腸作用を維持して、身体の内部を健康な状態に保つ効果も期待できます。
トレーニングを集中して行う期間は食事の内容が偏りがちで、身体の調子を崩しやすいため、この効果が非常に重要となります。
トレーニングで筋肉をつけても、身体の調子が万全でなければ本末転倒です。
パフォーマンスを最大限に発揮するためにも、はちみつを食べて身体を内側からも健康にしていきたいところです。
トレーニング期間中の健康的な生活を支える
トレーニング中の激しい運動が、ときには体調を崩す原因になる場合もあります。
また前項でも記載したように、トレーニングの期間は食事の内容が偏る傾向があり、それによって身体が万全の状態でなくなってしまうことも少なくありません。
このようなときにも、はちみつを積極的に摂取したいところです。
抗菌作用のあるはちみつを食べることで、トレーニング期間中の身体を健康的な状態に維持することができます。
日々のエネルギー管理に役立つ
はちみつを普段の食生活に取り入れることで、日々のエネルギー管理をより効率よく行えるようにもなります。
はちみつのエネルギーは100gあたり329kcalであるのに対して砂糖は391kcalと、はちみつのほうがわずかにエネルギーが低いです。
そのうえ、はちみつは砂糖よりも甘味が強いため、少ない量でも同じだけの甘さを料理や食品に加えられます。
つまり、砂糖をはちみつに置き換えることで、自然と摂取エネルギーを減らせるのです。
「トレーニング期間でも甘いものが食べたい!」とお考えなら、はちみつを活用して上手にエネルギーを管理していきましょう。
参照元:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 第2章(データ)」
夜のリラックスタイムをサポートする
トレーニングを頑張った日の夜には、ほどよい甘さのあるはちみつを少しいただいて、自身を労わるリラックスタイムを設けましょう。
休息の時間もしっかりと取ることが、質の良いトレーニングには欠かせません。
ほっとひと息つきたいときには、温かいハーブティーやホットミルクなどに混ぜて飲むのもおすすめです。
はちみつを活用する際のポイント
さまざまな健康効果があるはちみつですが、生活へ実際に取り入れる際は以下のポイントも意識したいところです。
はちみつを活用する際のポイント
1.健康を意識するなら純粋はちみつを選ぶ
2.生で食べる
3.1日大さじ1~2杯の摂取を目安にする
4.プロテインに混ぜる
この4点を意識してはちみつを生活に取り入れれば、毎日が一層健やかなものとなり、トレーニングにも身が入るようになります。
ポイント①健康を意識するなら純粋はちみつを選ぶ
健康効果を得るためにはちみつを取り入れるのであれば、糖類のほかにも自然由来の成分が含まれている純粋はちみつを選ぶのがおすすめです。
これらの成分は体の調子を整えるサポートをしてくれるほか、日々の食生活に不足しがちな栄養素を補う役割も期待できるでしょう。
また、純粋はちみつは人工的な加工がほとんど行われていないとされている為、自然本来の風味や香りを楽しむことができ、健康志向の方にとって最適な選択肢といえるでしょう。
ポイント②生で食べる
前項と同じ理由から、純粋はちみつを食べる際に加熱することもおすすめできません。
温かい飲み物に混ぜる際も、温度が高すぎるとはちみつの栄養成分・健康成分が損なわれてしまうので、温め過ぎないように注意しましょう。
スプーンですくってそのまま食べるのが、一番シンプルかつ理想的な食べ方です。
ポイント③1日大さじ1~2杯の摂取を目安にする
はちみつを食べる際は、一日の摂取量を大さじ1~2杯程度に抑えましょう。
砂糖と比べれば低エネルギーなはちみつですが、それでもほかの食品や調味料と比べれば決して低いとはいえません。
そのため、過剰に摂取すれば当然エネルギー過多となってしまいます。
また、さまざまな栄養成分・健康成分を含むはちみつを大量に摂取すると、場合によってはおなかが緩くなってしまうかもしれません。
そのような事態を避けるためにも、日々摂取するはちみつを適量に保つことが重要となるのです。
ポイント④プロテインに混ぜる
筋力トレーニングの前後にプロテインを飲む、という方は多くいらっしゃるでしょう。
そのプロテインにはちみつを混ぜるのも、有用な活用方法です。
プロテインでたんぱく質を、はちみつで糖類を摂取することで、より効率よくエネルギーのチャージができます。
また、トレーニングには直接関係ありませんが、シンプルにおいしさが改善される点もメリットです。
種類にもよりますが、プロテインはどうしても味が単調になってしまう傾向があります。
しかしそこにはちみつを混ぜれば、自然な甘味が加わりよりおいしくプロテインを摂取できるようになります。
飲む機会の多いプロテインだからこそ、はちみつで味にもこだわりたいところです。
はちみつと一緒に楽しみたい食品
プロテインに混ぜる方にも、以下の食品とはちみつを合わせて食べるのもおすすめです。
はちみつと一緒に楽しみたい食品
・ヨーグルト
・チーズ
・パン
・牛乳
ヨーグルト
朝食やおやつの時間には、はちみつとヨーグルトの組み合わせをぜひお試しください。
ヨーグルトにはちみつをかけるだけで準備できるので、忙しい時間でもさっと食べられます。
また、はちみつと同様に、ヨーグルトにも身体を内側からきれいにする効果が期待できます。
合わせて摂取することで、毎日をすっきりとした気持ちで過ごせるようになるでしょう。
なお、ヨーグルトに混ぜる際、混ざりにくいことがありますが、果糖が少ないはちみつほど起こりやすいため、気になるようであれば果糖の含有量が多いはちみつを選びましょう。
もし結晶してしまったら? 湯煎すると元の状態に戻ります。はちみつが結晶してしまっても、品質には問題ありません。
元の状態に戻すには、フタを開けて40~42度のお湯で湯煎すると溶けていきます。
手順としては、ボウルや鍋にお湯を入れ、結晶したはちみつの容器のフタを開けて、容器をそっと中に入れます。
その際、結晶したはちみつをスプーンなどで軽く混ぜながら溶かすと、よりスムーズに元の状態に戻すことができます。
代表的なものとしては、アカシアの花を蜜源とするアカシアはちみつが挙げられます。
チーズ
ヨーグルトと同じ乳製品であるチーズも、はちみつと良いコンビネーションを発揮します。
チーズには、筋肉を鍛える際に欠かせないたんぱく質が豊富に含まれているため、それ単体で食べても十分にトレーニングのサポートとなります。
そこに糖類が豊富なはちみつも合わせれば、トレーニング前後の栄養補給手段としては申し分ありません。
また、塩気のあるチーズと甘味の強いはちみつが、お互いの良い部分を相乗効果で引き立て合うため、健康効果を抜きにしても最適な食べ合わせだといえます。
パン
よりしっかりと食事としてはちみつを食べたいのであれば、パンと組み合わせてみましょう。
糖類を多く含むはちみつと炭水化物であるパンの組み合わせは、エネルギーを補給する手段として適しています。
また味わいに関しても、ほどよく甘いはちみつにパンの塩気や香ばしさが合わさり、相性抜群です。
一点、はちみつに合わせるパンを選ぶ際は、食パンやフランスパン、ベーグルといったシンプルなものを選ぶことをおすすめします。
市販の菓子パンや味のついているパンはもともとエネルギーが高く、そこへさらにはちみつをかけるとエネルギー過多となってしまうためです。
健康を意識するのであれば、素朴な味わいのパンと組み合わせるのがよいでしょう。
牛乳
牛乳に混ぜて飲むのも、はちみつを摂取する定番の方法の一つです。
牛乳に含まれるラクトースという糖類には、腸内環境を整える効果が期待できます。
はちみつとともに飲めば、トレーニングを頑張るための健康的な身体づくりをサポートすることが可能です。
なお、はちみつと牛乳を組み合わせる際は、冷たいままではなく温めることをおすすめします。
ヨーグルトのときと同じように、冷たい牛乳にはちみつを入れると、うまく混ざりきらずに下へ沈殿してしまうことがあります。
ホットミルクであれば、はちみつが固まることもないうえに、栄養補給しながら身体を内側から温められるので一石二鳥です。
同じ内容になりますが、もし結晶してしまった場合は、以下の方法をお試しください。
湯煎すると元の状態に戻ります。 はちみつが結晶してしまっても、品質には問題ありません。
元の状態に戻すには、フタを開けて40~42度のお湯で湯煎すると溶けていきます。
手順としては、ボウルや鍋にお湯を入れ、結晶したはちみつの容器のフタを開けて、容器をそっと中に入れます。
その際、スプーンなどで軽く混ぜながら溶かすと、よりスムーズに元の状態に戻すことができます。
糖類のほかさまざまな栄養成分を含んでいるはちみつは、トレーニング期間中の栄養補給手段として最適
今回は、トレーニング中の栄養補給手段としてはちみつが適している理由や、活用する際のポイントを解説しました。
エネルギー源になる糖類のほか、さまざまな栄養成分・健康成分が含まれているはちみつは、トレーニング期間中の栄養補給手段として最適です。
実際にお試しになる際は、食べ方や組み合わせる食材などを意識して、はちみつの健康効果をより効果的に享受したいところです。
はちみつを普段の食事に取り入れるにあたって「自分に合ったものを選びたい」とお考えであれば、ぜひ杉養蜂園のECサイトをご利用ください。
国内・国外の多種多様な産地の純粋はちみつのほか、バリエーション豊かな果汁入りはちみつなども取り扱っております。