2025.12.01 コラム
はちみつを入れるとご飯がおいしく炊ける?その理由とは

ご飯をおいしく炊くために、“はちみつを入れる”というユニークな方法があることをご存じでしょうか?
「はちみつを入れると、本当にご飯がおいしく炊けるのか」「ご飯の風味は損なわれないのか」といった点は気になりますよね。
本記事ではこのような疑問にお答えし、古米や古古米をおいしく食べられる方法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
はちみつを入れてご飯を炊くとおいしくなる?
はちみつを少量入れて炊くことで、お米本来の甘みが引き立ち、ふっくらとしたご飯に仕上がります。
とはいえ、はちみつとご飯の意外な組み合わせに、なかなかチャレンジできない方もいらっしゃるでしょう。
そのような方に向けて、次項でははちみつが与える効果について詳しく解説します。
はちみつを入れるとご飯がふっくらと炊ける理由
はちみつに含まれる果糖とぶどう糖には、お米の保水性をサポートする性質があります。
そのため、はちみつを入れるとツヤのあるふっくらとしたご飯が炊けるのです。
また、時間が経ってもやわらかさをキープできるので、お弁当やおにぎりにも最適です。
冷めたご飯のパサつきが気になる場合は、炊飯時にはちみつを少量入れてみてください。
はちみつを入れてご飯を炊いても甘くはならない?
はちみつを入れてご飯を炊くと、「甘くなってしまうのでは?」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、心配いりません。
はちみつは少量しか入れないため、ご飯の味が損なわれることはありません。
むしろ、はちみつの成分であるアミラーゼが、ご飯に含まれるでんぷんをぶどう糖に分解し、お米本来の甘さを引き出します。
アミラーゼは唾液にも含まれている酵素であり、ご飯をよく噛むと甘みが広がるのと同じ原理です。
それでは、ご飯をおいしく炊くために入れるはちみつの適量はどの程度なのでしょうか。
次項では、分量の目安も含め、はちみつを使ってご飯を炊く際の具体的な手順を説明します。
はちみつを入れてご飯を炊く手順
はちみつを入れてご飯を炊く方法はとても簡単で、手軽にできます。 その手順は以下の通りです。
はちみつを入れてご飯を炊く手順
- 1.お米を研ぐ
- 2.水を指定のメモリまで入れる
- 3.お米2合につき小さじ1杯程度のはちみつを加えて、さっと混ぜる
- 4.30分ほど置き、通常通りに炊飯する
ご飯をおいしく炊くポイントは、はちみつを加える前に、メモリ分の水を入れておくことです。
順番が逆になると、水量が変化してしまうので気をつけましょう。
また、炊飯の前に時間を置き、お米の芯まで吸水させると、よりふっくらとしたご飯に仕上がります。
古米や古古米などもはちみつを入れるとおいしく炊ける?
古米や古古米でも、はちみつを入れることでおいしく炊けます。
古米は収穫から1年以上経過したお米を指し、2年経過すると古古米、3年経過すると古古古米とよばれます。
時間が経過するにつれて水分量が減少し、硬めの食感になるのが特徴です。
その硬さを活かして、炊き込みご飯やパエリアにアレンジするのも一つの手ですが、はちみつを入れて炊くことで、毎日のご飯としても十分に楽しめます。
お米の水分量が少ないため、水とはちみつを加えたあとは1時間ほど置いてしっかり吸水させてから炊いてください。
そうすることで、ご飯がはちみつにコーティングされてツヤのある見た目になり、もちもちとした食感を味わえるでしょう。
ご飯を炊く際におすすめのはちみつ
ご飯を炊く際には、上品な味わいのアカシアはちみつや、爽やかな香りが広がるオレンジはちみつを入れるのがおすすめです。 これらのはちみつは味や匂いにクセがないので、お米本来の風味を損なうことなく、自然な甘みやうまみを引き出せます。
ご飯のお供に!はちみつを使用したレシピ
はちみつはご飯だけでなく、料理に使用しても素材のうまみを引き立てられます。
今回は、“豚肉のソテー ハニーガーリックバターソース”の作り方を紹介します。
身近な調味料で簡単に作れるので、ぜひお試しください。 以下に、必要な材料をまとめました。
豚肉のソテー ハニーガーリックバターソースの材料(2人分)
- ・豚肩ロース:2枚(400g)
- ・レタスなどの葉野菜:適量
- ・ミニトマト:適量
- ・レモン:適量
- ・サラダ油:大さじ1
- ・塩とこしょう:適量
- ・小麦粉:適量
- ・バター:5g
- ・【A】しょうゆ:大さじ1
- ・【A】酒:大さじ1
- ・【A】はちみつ:大さじ2分の1
- ・【A】おろしにんにく:小さじ2分の1
作り方の手順は以下の通りです。
豚肉のソテー ハニーガーリックバターソースの作り方
- 1.豚肉の筋を切り、肉叩きでよく叩く
- 2.豚肉の両面に塩とこしょうを振り、小麦粉を薄くつける
- 3.フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を入れる
- 4.焼き色がついたら裏返し、余分な脂を拭き取る
- 5.豚肉を端に寄せ、空いたところに【A】を加え、豚肉にかけながら炒める
- 6.火を止めてバターを加え、全体になじむように溶かす
- 7.器に豚肉を盛り、つけ合わせの野菜とレモンを添える
下準備では、豚肉が縮まないよう、筋をきちんと切ることが大切です。
また、タレを入れると焦げやすくなるため、火加減に注意しましょう。 簡単な下準備でできる豚肉のソテーも、はちみつを加えればお店の味に仕上がります。
しょうゆとはちみつが織りなす、甘辛く香ばしい味わいで、きっとご飯も進みます。
はちみつを入れるとお米の保水性がサポートされ、ご飯がおいしく炊ける!
はちみつを入れてご飯を炊くと、ふっくらと仕上がり、冷めてもおいしく食べることができます。
また、はちみつの成分であるアミラーゼが、ご飯に含まれるでんぷんをぶどう糖に分解し、より一層甘みを引き立てます。
古米や古古米を炊く際に使用しても、ご飯の一粒一粒にツヤを与え、もちもちとした食感を楽しめるでしょう。
はちみつをお探しの方は、杉養蜂園のECサイトをご利用ください。
クセのない上品な味わいが特徴のアカシア蜜をはじめ、さまざまな料理に合うはちみつをご用意しております。
コラム監修者

平柳 要先生
肩書:医学博士(東京大学)/保健学修士(東京大学)
所属:株式会社 食品医学研究所 代表兼所長
【略歴】
東京大学大学院医学系研究科(生理学)修了後、イタリア・パルマ大学、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学の客員研究員を経て、日本大学医学部(衛生学)准教授となる。
これまで日本体育大学(公衆衛生学/労働衛生学)、佐野日本大学短期大学(公衆衛生学)などの非常勤講師、日本人間工学会、日本宇宙航空環境医学会、日本臨床高気圧酸素・潜水医学会の理事や日本衛生学会、日本予防医学リスクマネージメント学会の評議員などを務めた。
現在は(株)食品医学研究所の代表兼所長。
【専門分野】
・特殊環境医学(宇宙環境生理学、海洋環境生理学、作業環境衛生学)
・科学的根拠(エビデンス)に基づく食材の健康効果研究
【メディア出演歴】
・NHK「ためしてガッテン」
・TBSテレビ「名医のTHE太鼓判!」
・テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」
・CBCテレビ「健康カプセル!ゲンキの時間」
その他、MBS・テレ東・BSフジなど多数出演。
【監修・寄稿実績】
・蜂蜜力(主婦と生活社)
・魔法のハチミツ(マキノ出版)
・体が整う とっておきのしょうがレシピ(ナツメ社)
その他、食品の健康効果に関するムックや新聞・雑誌への
記事の投稿・監修は200冊以上。
【執筆著書】
・がん予防に実は「日光浴」が有効なわけ-ビタミンDの驚きの効力(講談社)
・病気にならない!しょうが緑茶健康法(サンマーク出版、中国語版あり)
・医学博士が考案した長生きふりかけ(サンマーク出版)
その他、専門書『現代生活と保健衛生』(篠原出版新社)・『新編衛生学実習』(南山堂)など、
健康・保健に関する書籍を多数執筆。
【外部リンク】
食品医学研究所ブログ:http://h-and-w.jp/column/
マイベストプロ群馬ブログ:https://mbp-japan.com/gunma/food-medicine/column/

