2026.01.19 コラム
はちみつを嫌いになる理由は?苦手な人向けの食べ方も紹介

はちみつは子供から大人まで幅広い層に人気ですが、なかには嫌いな方もいらっしゃることでしょう。
そのような方は、はちみつが嫌いな理由を把握したうえで、おいしいはちみつを選べば苦手を克服できるかもしれません。
そこで本記事では、はちみつを嫌いになる主な理由や、おいしいはちみつの選び方を解説します。
アレンジレシピも紹介しますので、ご自身やご家族がはちみつを嫌いで悩まれている方はぜひご一読ください。
はちみつを嫌いになる主な理由
そもそも、なぜはちみつを嫌いになる方がいるのでしょうか。 考えられる3つの理由を以下に挙げます。
はちみつを嫌いになる理由
- ・理由①加熱して風味が落ちたはちみつを食べているから
- ・理由②好みの味のはちみつを食べていないから
- ・理由③加糖はちみつを食べているから
理由①加熱して風味が落ちたはちみつを食べているから
「はちみつって、後味が不自然に甘いから嫌い」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もし、そう思われているのなら、これまでに食べたはちみつは風味が落ちたものであった可能性があります。
ミツバチが生み出すはちみつには、甘さが濃いものからあっさりしたものまで、さまざまな味わいのものがありますが、いずれも自然由来の優しい甘さです。
では、なぜ世の中には風味が落ちたはちみつがあるのか? というと、それらは人為的に手が加えられているためです。
一部の養蜂業者は、生産性を上げるために、糖度の低いはちみつを絞って加熱することで、水分を蒸発させて糖度を上げています。
しかし、水分が蒸発するほどの温度で加熱すると、はちみつ特有の自然な甘さがなくなり、不自然に甘いものに変質してしまうのです。
理由②好みの味のはちみつを食べていないから
実は、ひと口にはちみつといっても、その味は千差万別です。
蜜源とよばれる、ミツバチが採取する花の種類によって、はちみつの味わいは大きく異なります。
そのため、過去に食べたはちみつがおいしくなかったのであれば、蜜源の味が好みに合っていなかったことも考えられます。
理由③加糖はちみつを食べているから
はちみつには、純粋はちみつと加糖はちみつ、精製はちみつの3種類があります。
それぞれの簡単な違いについては以下をご覧ください。
はちみつの種類
純粋はちみつ ・水あめや砂糖などが一切加えられていない
加糖はちみつ ・ 純粋はちみつに人の手で水あめや砂糖などを加えたもの
・はちみつ本来の味が薄くなり、こってりとした甘みがついている
精製はちみつ ・純粋はちみつから色や香りを取り除いたもの
・ 基本的には、飲料や食品などの原料として流通している
上記のうち、加糖はちみつは人の手によって味が加工されているため、甘みが過剰で、なおかつ味わいが単調であるという特徴があります。
もし、「はちみつの過剰な甘さが苦手」と感じているのであれば、それは過去に加糖はちみつを食べたからかもしれません。
おいしく感じるはちみつを選ぶためのポイント
はちみつには、さまざまな種類があり、味わいが異なることがわかりました。
おいしいはちみつを食べるには、ポイントを押さえて選ぶ必要があるということです。
以下で紹介するポイントを参考に、はちみつを選んでみましょう。
おいしく感じるはちみつを選ぶためのポイント
- ・ポイント①純粋はちみつを選ぶ
- ・ポイント②独特な香りのするはちみつを避ける
- ・ポイント③採蜜方法にこだわっている養蜂場のはちみつを選ぶ
ポイント①純粋はちみつを選ぶ
はちみつの不自然な甘さが苦手な方は、“純粋はちみつ”を選びましょう。
純粋はちみつとして売られているものは、ミツバチによって生み出されたはちみつだけでできています。
水あめや砂糖などが加えられていないため、不自然な甘さがありません。
ポイント②独特な香りのするはちみつを避ける
はちみつの元となる花の蜜源ごとに、はちみつの味わいが異なるのは先ほどお伝えした通りです。
たとえばアカシアはちみつやレンゲはちみつ、クローバーはちみつなどは、ほかのはちみつよりも香りがマイルドで甘さも控えめなので、はちみつが苦手な方にもおすすめです。
また、これらのはちみつは色が薄いという特徴もあります。
色が薄いはちみつは、味や香りも穏やかな傾向にあるため、蜜源がわからない場合は色が薄いものを選ぶとよいでしょう。
ポイント③採蜜方法にこだわっている養蜂場のはちみつを選ぶ
はちみつは、スーパーや専門店、セレクトショップなどさまざまな場所で購入できます。
おいしいはちみつを食べたいなら、養蜂業を行っている専門会社から購入するのがおすすめです。
スーパーなどで手軽に購入できるはちみつには、低コストで生産性を上げるために、加熱によって水分を蒸発させる工程が加えられているものもあります。
つまり、はちみつ本来の風味が落ちているかもしれない、ということです。
過去にそのようなはちみつを食べて苦手意識を抱くようになってしまった方は、ぜひ一度、養蜂のプロによる本物のはちみつを試してみてください。
自然から生まれた上品な味わいを楽しんでいただけるはずです。
はちみつが苦手な人にもおすすめ!おいしい食べ方
はちみつを買った、あるいはギフトとしてもらったものの、独特の風味が苦手で消費できずに困っている方もいるのではないでしょうか。
はちみつが苦手な方でも、独特の風味が気にならない方法で活用すれば、おいしく食べられる可能性があります。
はちみつのおいしい食べ方
- ・調味料にする
- ・食材を漬ける
- ・肉を焼く前に漬ける
- ・ほかの食材や飲み物に混ぜたり塗ったりする
調味料にする
はちみつは、料理に混ぜるとコクを出してくれる隠し味として使えます。
煮物やカレーに小さじ1杯ほど混ぜるのがおすすめです。
ほかにも、ケチャップやマヨネーズにほんの少し加えると、よりおいしく楽しめます。
なお、はちみつは砂糖の1.3倍ほどの甘さがあるため、入れすぎにはご注意ください。
はちみつが嫌いな方は特に「隠し味として入れたつもりが、苦手な味になってしまった……」といったことにならないよう、味見しながら少しずつ入れましょう。
また、カレーにはちみつを混ぜる際は、カレールーを入れる前の段階で20分間ほど煮込むことが大切です。
なぜならはちみつには、とろみをつける“グルテン”を分解する作用があるためです。
グルテンが分解されるとカレーがサラサラになってしまうため、事前にしっかりと煮込んで、はちみつに含まれている分解酵素を壊す必要があります。
食材を漬ける
果物やナッツなどの食材をはちみつに漬けるのもおすすめです。
「果物に嫌いなはちみつの味が移ってしまうのでは?」と思われるかもしれません。
しかし実はその反対で、はちみつに果物の香りが移るため、はちみつの風味があまり気にならなくなります。
肉を焼く前に漬ける
肉をはちみつに漬けると、はちみつのブドウ糖と果糖が浸透することで肉が柔らかくなります。
さらに、そのまま火を通すとジューシーに焼き上がるという、うれしいメリットもあります。
これは、はちみつに含まれているブドウ糖と果糖が固まって肉の周りをコーティングすることによって、肉汁が閉じ込められるためです。
肉の表面に薄く塗っておく程度であれば、はちみつの甘みが肉の味を邪魔することはありません。
お料理をされる方はぜひお試しください。
ほかの食材や飲み物に混ぜたり塗ったりする
お手軽にはちみつを消費したい方には、ほかの食べ物や飲み物と一緒にはちみつを楽しむという方法があります。
たとえばブルーチーズは、はちみつとは違う独特のにおいがあるため、はちみつのにおいを打ち消してくれます。
もし、ブルーチーズが苦手でなければ、はちみつをかけて食べてみてください。
またヨーグルトに混ぜたり、バターを塗ったトーストにかけたりしても、はちみつの独特なにおいは比較的抑えられます。
はちみつが嫌いな方にも試してほしいレシピ
ここでは、はちみつを使ったアレンジレシピを紹介します。 先ほど紹介した「はちみつのおいしい食べ方」を実践できるレシピです。
はちみつが嫌いな方にも試してほしいレシピ
- ・大根と手羽元のはちみつ煮
- ・レモンのはちみつ漬け
- ・ハニーステーキ
- ・シュガーハニートースト
- ・はちみつ紅茶
大根と手羽元のはちみつ煮
大根と手羽元をはちみつでじっくり煮込むことで、まろやかな甘みがつきます。
晩ごはんの一品におすすめのレシピです。
材料(4人分)
- ・大根:1/2本
- ・鶏手羽元:8本
- ・サラダ油:大さじ1
- ・★水:250cc
- ・★はちみつ:大さじ3
- ・★しょうゆ:大さじ3
- ・★酒:大さじ1
作り方
- 1.大根の皮をむいて、食べやすい大きさに切る
- 2/1.を水(分量外)で柔らかくなるまで煮る
- 3.鍋にサラダ油を熱し、鶏手羽元の表面に焼き色がつくまで焼く
- 4.3.に★と大根をくわえる
- 5.沸騰したらアクをとり、20分ほど煮込む
はちみつはあくまでも隠し味なので、独特のにおいは気にならないでしょう。
大根と手羽元に染み込んだ醤油の風味を、はちみつのほのかな甘みが引き立ててくれます。
レモンのはちみつ漬け
レモンとはちみつと、清潔な瓶さえあれば誰でも簡単に作れるレシピです。
材料
- ・新鮮なレモン:適量
- ・はちみつ:適量
作り方
- 1.レモンを皮のまましっかりと洗い、水分を拭き取る
- 2.レモンをスライスする
- 3.はちみつをレモンにかけ、レモンが完全にはちみつに浸かる状態にする
- 4.瓶に入れて密封し、冷蔵庫で24時間~数日間寝かせる
- 5.はちみつが少なくなったら追加で入れる
長時間漬けることにより、レモンの酸味とはちみつの甘さが結びつき、マイルドな酸味に仕上がります。
なお、レモンは輸入品の場合、ワックスがついているためよく洗いましょう。
塩もみして洗い流せば、ワックスを落とすことができます。
ワックスとは、海外から日本へレモンを輸出する際、レモンが傷まないように表面をコーティングする薬剤のことです。
レモンのはちみつ漬けでは、皮ごとレモンを食べることになるため、ワックスを落としておく必要があります。
ハニーステーキ
はちみつの、肉を柔らかくしてくれる作用を生かしたレシピです。
ハニーステーキの材料(3~4人分)
- ・ステーキ用牛肉:400~500g
- ・レモンの輪切り:適量
- ・バター:適量
- ・サラダ油:適量
- ・★玉ねぎ(すりおろし):1/2個分
- ・★キウイ(すりおろし):1個分
- ・★すりおろしニンニク:小さじ1
- ・★はちみつ:小さじ1
- ・★ステーキスパイス:小さじ1/2
- ・★乾燥ローリエ:1枚
ハニーソースの材料(3~4人分)
- ・★のマリネ液:大さじ2
- ・酒:大さじ2
- ・しょうゆ:大さじ2
- ・はちみつ:小さじ2
作り方
- 1.牛肉を冷蔵庫から出し、30分~1時間ほど常温の状態で置いておく
- 2.1.を肉たたきやめん棒で叩く
- 3.牛肉の表面にスパイスを擦り込み、★のマリネ液に2~3時間漬ける
- 4.牛肉を取り出したら、マリネ液をキッチンペーパーで拭き取る
- 5.サラダ油を熱したフライパンで、牛肉を片面2~3分ずつ焼く
- 6.火から下ろしたフライパンに牛肉を乗せたまま4分放置する
- 7.フライパンから牛肉をよけ、汚れをさっと拭き取り、ハニーソースの材料を煮立たせる
- 8.皿にステーキを乗せ、ハニーソースをかけてレモンの輪切りやバターを乗せる
マリネ液に漬け込むことで、肉の奥まではちみつが浸透し、肉を柔らかくしてくれます。
ジューシーな焼き上がりを楽しめるでしょう。
シュガーハニートースト
いつものトーストにひと手間かけるだけで、甘くておいしいシュガーハニートーストに仕上がります。
バターと砂糖の風味があるので、はちみつをそのまま食べるよりも、独特の風味がマイルドになります。
材料(1人分)
- ・食パン(5枚切り):1枚
- ・はちみつ:大さじ1~2(お好みにあわせて)
- ・砂糖:小さじ2
- ・有塩バター:10g
作り方
- 1.バターを常温に戻し、砂糖と混ぜる
- 2.食パンの耳の内側に切り込みを入れ、さらに面に格子状の切り込みを入れる
- 3.2.に1.のバターを塗る
- 4.食パンをトースターで3分程度、こんがりと焼く
- 5.4.にはちみつをかける
ポイントは、2.の工程でしっかりと切り込みを入れることです。
これによって、食パンにバターが染み込んで、じゅわっとした食感とバターの香りを楽しめます。
はちみつ紅茶
紅茶にはちみつを混ぜると、茶葉の香りにはちみつのコクが加わり、豊かな風味を味わえます。
材料(1人分)
- ・ティーパック:1個
- ・はちみつ:大さじ1
- ・お湯:150cc
作り方
- 1.耐熱カップに沸騰したてのお湯とティーパックを入れて、1分おく
- 2.ティーパックを優しく数回ふって取り出す
- 3.はちみつを混ぜる
紅茶の温度が下がってからはちみつを加えることで、はちみつの風味が壊されず、自然な香りを楽しめます。
お好みで、ミルクや豆乳を混ぜるのもおすすめです。
はちみつが嫌いな方は、風味が控えめな純粋はちみつもお試しを
はちみつにはさまざまな種類があり、純粋はちみつか加糖はちみつか、また何を蜜源としているのかによっても味わいが異なることがわかりました。
そのため、「はちみつっておいしくないな……」と思われたことのある方でも、純粋はちみつで香りが穏やかなものを選べばおいしく食べられるかもしれません。
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