2026.01.19 コラム
はちみつはなぜ甘い?含まれる栄養成分や砂糖との違いも解説

はちみつは、優しい甘みを持つ甘味料です。
砂糖や水あめなどの添加物が加えられていなくとも、たしかな甘みが感じられるのはなぜなのでしょうか。
本記事では、はちみつが甘い理由を含まれる成分をもとに解説します。
砂糖との違いもお伝えしますので、ご自宅で使用する甘味料を選ぶ際にお役立てください。
はちみつに含まれる栄養成分や健康成分
はちみつが甘い理由を解説する前に、まずは事前情報として含まれる成分を見ていきましょう。
はちみつの主な栄養成分や健康成分は、以下の通りです。
はちみつに含まれる栄養成分や健康成分

このように、はちみつにはさまざまな栄養成分や健康成分が含まれており、身体にうれしい効果をもたらします。
はちみつが甘いのはなぜ?
はちみつが甘いのは、強い甘みを持つぶどう糖・果糖が主成分だからです。
はちみつの原料は、ミツバチが花から吸い上げた花蜜です。
花蜜にはショ糖とよばれる糖類が含まれており、吸い上げられたときにミツバチの唾液と反応して、ぶどう糖・果糖に分解されます。
そのあと花蜜が巣へ運ばれ、空気に触れて水分が蒸発することで、濃縮され、はちみつになります。
また、独特なとろみも甘さを引き立てる要因です。 とろみの強いはちみつは、食べたときに舌に残るので、ほかの甘味料と比べて甘みを長く感じられます。
はちみつの状態による甘みの違い
はちみつが乳白色になって固まっているのを見たことはありませんか?
これは“結晶化”とよばれる現象で、品質にはまったく影響がないものの、甘みの感じ方に変化をもたらします。
結晶化していない液状のはちみつは、口にするとすぐに甘みを感じます。
口あたりは滑らかで、豊かな香りが鼻からふわっと抜けるのが特徴です。
一方、結晶化したはちみつからは、じんわりとした濃厚な甘みが感じられます。
固体になっている分、甘みや香りが口の中に広がるまでに時間がかかるため、より長くはちみつの風味を楽しめます。
それぞれの特徴を活かして、液状のものはドリンクの風味づけに、結晶化したものはヨーグルトやクラッカーの味つけに、といった具合にうまく使い分けるとよいでしょう。
はちみつと砂糖はどちらのほうが甘い?
はちみつの甘みは、砂糖の約1.3倍といわれています。
詳しくは次項でお伝えしますが、砂糖の80%の量で同等の甘みを感じられるため、糖質量やエネルギー量が気になる方にもぴったりの甘味料といえます。
甘み以外にもある!はちみつと砂糖の違い
はちみつと砂糖には、甘みの強さ以外にも以下のような違いがあります。
はちみつと砂糖の相違点
- ・違い①糖質量
- ・違い②エネルギー量
- ・違い③GI値
違い①糖質量
はちみつの糖質量は100gあたり81.9gであるのに対して、砂糖には100gあたり約99.3gの糖質が含まれています。
つまり、はちみつのほうが甘みが強いにもかかわらず、砂糖よりも糖質量が低いというわけです。
糖質制限をしている方は、砂糖の代わりにはちみつを使ってみてはいかがでしょうか。
違い②エネルギー量
はちみつは砂糖と比べて、糖質量だけでなくエネルギー量も低いという特徴があります。
100gあたりで比較すると、はちみつが329kcal、砂糖が391kcalとなっており、はちみつのほうが約16%もエネルギー量が低いことが見て取れます。
砂糖よりも少ない量で強い甘みを感じられることも踏まえると、はちみつはエネルギー量を抑えたい方にもおすすめの甘味料だといえるでしょう。
参照元:文部科学省「食品成分データベース」
違い③GI値
両者の違いとして、はちみつのGI値が53なのに対し、砂糖は91となっている点も挙げられます。
GI値とは、食材を口にしたときに血糖値がどれだけ上がるのかを数値化したもののことです。
数値が高いほど、血糖値が上がりやすい食材であることを表します。
血糖値の上昇による、体重の増加や集中力の低下などを予防したいのであれば、甘味料としてはちみつを使うのも一つの手です。
甘くておいしいはちみつのうれしい効果
はちみつは、ただおいしいだけでなく、身体にうれしいさまざまな効果をもたらすといわれています。
具体例は以下の通りです。
はちみつを食べることで得られる効果
- ・日中を活発に過ごすためのエネルギーを補給できる
- ・特有の甘みと香りで落ち着いた気分になれる
- ・内側からきれいになれる
- ・すっきりとした朝を迎えられる
- ・快調な毎日を送ることができる
- ・寒い季節でも健康を維持できる
「手軽に健康を維持したい」とお考えの方は、ぜひはちみつを日々の食生活に取り入れてみてください。
はちみつは砂糖の代用品にもなる?
はちみつは、砂糖に代わる甘味料としても有用です。
たとえば、普段の料理に砂糖の代わりとしてはちみつを加えれば、特有の照りとコクをプラスできます。
また牛乳や紅茶などに入れると、はちみつの優しい香りと甘みが心を落ち着ける、就寝前にぴったりのドリンクになります。
ただし、おいしいからといって食べすぎには注意が必要です。
はちみつの主成分は糖分であるため、過剰に摂取すると、体重の増加や糖尿病などのリスクが高まります。
1日あたり大さじ1~2杯(20~40g程度)を目安として、健康的に楽しむことが大切です。
砂糖の代わりにもおすすめ!はちみつを使ったおいしいレシピ
最後に、はちみつを使ったおすすめのレシピを3つご紹介します。
「はちみつを買ってみたいけれど、具体的にどのような料理で使えるのかがわからない……」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
はちみつを使ったおすすめのレシピ
- ・①タルトタタン
- ・②すき焼き
- ・③卵焼き
タルトタタン
タルトタタン(4人分)の材料

タルトタタンの作り方
- 1.レーズンをラム酒に浸しておく。その間にりんごを皮ごと7mm幅のくし切りにする
- 2.ボウルに牛乳と卵を入れてよく混ぜたあと、ホットケーキミックスと1.のレーズンをラム酒ごと加えてざっくり混ぜる
- 3.フライパンにバターを熱しりんごを炒め、全体にバターが回ったらレモン果汁入りはちみつを加え、りんごがきつね色になるまで炒める
- 4.フライパンの中にりんごを並べ、2.を加えて蓋をして中火で8分程度焼く
- 5.焼き上がったらフライパンにお皿を乗せ、ひっくり返して盛る
- 6.お好みでシナモンやミントを加え、はちみつをたっぷり回しかける
タルトタタンは、おやつにぴったりのメニューです。
サクサクとした食感が特徴で、フルーツとはちみつの甘みが生地の香ばしい香りを引き立てます。
甘いものが好きな方は、バニラアイスや生クリームを添えて食べるのもおすすめです。
すき焼き
すき焼き(2人分)の材料

すき焼きの作り方
- 1.【A】の材料をすべて鍋に入れて中火にかけ、沸騰したら火を止め昆布を取り出し、割り下を作る
- 2.すき焼き鍋を熱し、牛脂を弱火で焼いて脂をにじませる
- 3.【A】の割り下(はちみつ・水・昆布・醤油・みりんを合わせた煮汁)とお好みの具材を適量と、牛肉の半量ほどを入れて煮る
- 4.お好みで卵を器に溶いて具材と絡める
砂糖の代わりにはちみつを使うことで、照りとコクが合わさった深みのある割り下ができあがります。
牛肉の甘みと相性が非常に良いうえに、野菜や白滝もおいしく仕上げてくれます。
すべての具材を食べ終わったあとは、うどんやごはんを入れて締めを楽しむのもよいでしょう。
卵焼き
卵焼き(2人分)の材料

卵焼きの作り方
- 1.卵3個をボウルに割り入れ、だし汁とはちみつ、塩を加えて卵白を切るように混ぜる
- 2.卵焼き器を熱してサラダ油をなじませ、卵液の3分の1を流し入れる
- 3.中火にして焦げないように気をつけながら、半熟の状態になったら手早く奥から手前に折り返して焼いていく
- 4.卵焼き器に再びサラダ油を入れ、残りの卵液も2回に分けて入れて焼く
- 5.すべて巻き終えたら巻きすの上に置いて輪ゴムで固定し、粗熱を取る
- 6.両端を切り落とし食べやすい大きさにカットして器に盛る
お弁当や朝ごはんの定番メニューである卵焼きも、はちみつを加えれば普段とは違う味わいになります。
特有の甘みと香りがプラスされるうえ、はちみつのとろみによって、卵焼きがジューシーに仕上がります。
このレシピのポイントは、1.の段階ではちみつを卵液にしっかりと溶かすことです。
とろみのあるはちみつは、砂糖と比べて溶けにくいので、ダマにならないようによく混ぜましょう。
はちみつが甘いのは、ぶどう糖・果糖が主成分でとろみがあるから
はちみつが甘い理由は、ぶどう糖・果糖が主成分であるためです。
また独特なとろみがあるので、食べたときに舌に残る時間が長く、ほかの甘味料と比べてより強い甘みを感じます。
そのまま食べるのはもちろん、砂糖に代わる甘味料としても使えるはちみつを、日々の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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