• メニュー

はちみつ・マヌカハニー・ローヤルゼリーの専門店|杉養蜂園

2026.08.20 コラム

授乳期にはちみつを食べても大丈夫?赤ちゃんに与えない理由と注意点



「授乳中にはちみつを食べると、赤ちゃんに影響があるのでは」と不安に感じる方は少なくありません。
1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えないよう注意されているため、授乳中の食事まで気になる方も多いでしょう。


一方で、母親がはちみつを食べることと、赤ちゃんへ直接はちみつを与えることは分けて考える必要があります。


この記事では、ボツリヌス菌と母乳の関係、授乳中の取り入れる量の考え方、選び方のポイントを紹介します。



授乳期にはちみつを食べてもよい?


授乳中の方がはちみつを食べること自体は、問題ありません。
母乳を通して、ボツリヌス菌が赤ちゃんに移行、感染することはないとされているからです。
ただし、1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを与えないよう注意が必要です。


赤ちゃんに与えないことを前提に、授乳中の方は取り入れる量や体調に気をつけながら取り入れるとよいでしょう。



ボツリヌス菌とはちみつの関係を正しく理解しよう


はちみつには、まれにボツリヌス菌が含まれている可能性があります。


通常の加熱では取り除けないため、加熱したはちみつであっても、1歳未満の赤ちゃんには与えないことが基本です。
赤ちゃんは腸内環境がまだ整っていないので、はちみつを直接取り入れると体調に影響するおそれがあります。



1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えない


授乳中の方がはちみつを食べること自体は問題ないとされていますが、1歳未満の赤ちゃんには直接与えないようにしましょう。
乳児ボツリヌス症につながるおそれがあるためです。



乳児ボツリヌス症で見られる症状


乳児ボツリヌス症では、赤ちゃんの便秘や母乳やミルクを飲む力の低下、元気のなさ、泣き声の弱さ、首のすわりにくさなどが見られることがあります。


症状の出方には個人差があり、まれに死に至るケースもあるので、いつもと様子が違うと感じたときは、早めに医療機関へ相談することが大切です。
また、はちみつを食べた可能性がある場合は自己判断せず、赤ちゃんの様子を医師に伝える必要があります。



加工食品や加熱したものにも注意する


ボツリヌス菌の芽胞は熱に強く、加熱したはちみつであっても、1歳未満の赤ちゃんには与えないようにしましょう。
はちみつそのものだけでなく、はちみつを使ったお菓子や飲み物、調味料などにも注意が必要です。


なお、既製品を使うときは、原材料表示を確認し、はちみつが含まれていないか見ておくと安心です。



授乳中にはちみつを取り入れるときのポイント


はちみつには、次のような栄養素が含まれています。



  • ミネラル類:ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄など

  • ビタミン類:ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンなど

  • 酵素:α-グルコシダーゼ、ジアスターゼなど

  • ポリフェノール(主にフラボノイド):ケンフェロール・クリシン・ケルセチンなど

  • フェノール酸:カフェ酸・フェルラ酸・p-クマル酸など


はちみつは、やさしい甘みがあり、飲み物やヨーグルト、料理などにも取り入れやすい食品です。


一方で、糖質を含むため、食べすぎには注意しながら取り入れましょう。
1日に大さじ1〜2杯が目安です。



授乳中のはちみつ摂取における注意点


はちみつは糖質を含む食品です。 摂りすぎるとエネルギーや糖質の取り入れる量が多くなります。
血糖値が気になる方や、食事管理をしている方は、自己判断で量を増やさず、必要に応じて医師や専門家に確認すると安心です。


また、はちみつには花粉や植物由来の成分が含まれることがあり、体質によっては合わない場合もあります。
初めて食べる種類のはちみつは、少量から試し、体調に変化がないか見ておきましょう。


なお、はちみつを食べたことだけで乳腺炎につながるとは限りません。
授乳中の体調は食事だけでなく、授乳間隔、休息、衣類による圧迫など、さまざまな要因が関係します。


無理のない範囲で、食事全体のバランスを意識しましょう。



授乳中に選びたいはちみつの種類


授乳中にはちみつを取り入れる場合は、原材料や製造方法を確認し、自分に合うものを選びましょう。
純粋はちみつは、はちみつ本来の風味を楽しみたい方に向いています。


また、生産地や品質管理に関する情報を公開しているブランドを選ぶと、納得して取り入れやすくなります。



よくある疑問Q&A


授乳中のはちみつ摂取については、「のど飴は食べてもよいのか」「加工食品はどうなのか」など、細かな疑問を持つ方も少なくありません。
ここでは、授乳中の摂取や赤ちゃんへの影響に関する疑問をQ&A形式で整理します。



はちみつのど飴は授乳中に食べても大丈夫ですか?


授乳中の方がはちみつ入りのど飴を食べること自体は、赤ちゃんへ直接与える場合とは分けて考えられます。


一方で、1歳未満の赤ちゃんには、はちみつ入りのものは与えないようにしましょう。
加熱された商品であっても、はちみつが使われている場合は注意が必要です。



黒糖やコーンシロップも1歳未満は避けた方がよいですか?


黒糖やコーンシロップなどの甘味料についても、1歳未満の赤ちゃんに与える場合は注意が必要です。
はちみつ以外の食品でも不安があるときは、原材料表示を確認し、離乳食の進め方に合わせて判断しましょう。



メープルシロップとはちみつは同じように考えてよいですか?


メープルシロップとはちみつは、原材料や製造方法が異なる食品です。


ただし、甘味料を赤ちゃんの食事に使う場合は、月齢や離乳食の進み具合に合わせて少量から考える必要があります。
1歳未満の赤ちゃんに与える食品で迷う場合は、自己判断せず、専門家に確認すると安心です。



まとめ


授乳中の方がはちみつを食べることは、赤ちゃんへ直接与える場合とは分けて考えることが必要です。
1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを与えないよう注意が必要ですが、授乳中の食事まで同じように控える必要はありません。


ただし、はちみつを取り入れる際は、食べる量や体調に気を配りながら、赤ちゃんにはちみつ入りの食品を与えないことを意識しましょう。



コラム監修者

平柳 要先生

平柳ひらやなぎ 要かなめ先生

肩書:医学博士(東京大学)/保健学修士(東京大学)

所属:株式会社 食品医学研究所 代表兼所長

【略歴】

東京大学大学院医学系研究科(生理学)修了後、イタリア・パルマ大学、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学の客員研究員を経て、日本大学医学部(衛生学)准教授となる。
これまで日本体育大学(公衆衛生学/労働衛生学)、佐野日本大学短期大学(公衆衛生学)などの非常勤講師、日本人間工学会、日本宇宙航空環境医学会、日本臨床高気圧酸素・潜水医学会の理事や日本衛生学会、日本予防医学リスクマネージメント学会の評議員などを務めた。
現在は(株)食品医学研究所の代表兼所長。

【専門分野】

・特殊環境医学(宇宙環境生理学、海洋環境生理学、作業環境衛生学)
・科学的根拠(エビデンス)に基づく食材の健康効果研究

【メディア出演歴】

・NHK「ためしてガッテン」
・TBSテレビ「名医のTHE太鼓判!」
・テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」
・CBCテレビ「健康カプセル!ゲンキの時間」
 その他、MBS・テレ東・BSフジなど多数出演。

【監修・寄稿実績】

・蜂蜜力(主婦と生活社)
・魔法のハチミツ(マキノ出版)
・体が整う とっておきのしょうがレシピ(ナツメ社)
 その他、食品の健康効果に関するムックや新聞・雑誌への
 記事の投稿・監修は200冊以上。

【執筆著書】

・がん予防に実は「日光浴」が有効なわけ-ビタミンDの驚きの効力(講談社)
・病気にならない!しょうが緑茶健康法(サンマーク出版、中国語版あり)
・医学博士が考案した長生きふりかけ(サンマーク出版)
 その他、専門書『現代生活と保健衛生』(篠原出版新社)・『新編衛生学実習』(南山堂)など、
 健康・保健に関する書籍を多数執筆。

【外部リンク】

食品医学研究所ブログ:http://h-and-w.jp/column/
マイベストプロ群馬ブログ:https://mbp-japan.com/gunma/food-medicine/column/

Page Top