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2025.05.08 コラム

本物を見極める!安心して楽しむマヌカハニーの選び方




健康や美容をサポートしてくれるマヌカハニーは、積極的に摂取したい食品です。

そこで本記事では、安全に食べ続けるためのポイントをご紹介します。

なお、マヌカハニーには“偽物”にご注意ください。残念ながら市販品の中には、製造過程で添加物を混ぜた偽物も存在し、安全性が保証されていないものがあります。

マヌカハニーを安心して楽しむためには、本物をしっかり見極めることが重要です。

まずは、偽物と本物を見分けるためのチェックポイントをご紹介します。

マヌカハニーには偽物がある?


▼マヌカハニーの偽物と本物を判別する基準


  • ・成分や規格の詳細が表示されている

  • ・証明書が公開されている

  • ・相場に近い価格が設定されている


本物のマヌカハニーは、ニュージーランドの厳しい検査や認定をクリアしたうえで、発売されています。



引用元:https://www.0038.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=267



上の図は、ニュージーランド政府が2018年2月に定めた「マヌカ蜂蜜」の品質基準をまとめたものです。

大きく3種類に分類され、それぞれに求められる検査項目と基準値が示されています。

1.モノフローラル・マヌカハニー=マヌカの花蜜が主成分(90%以上)のもの

2.マルチフローラル・マヌカハニー=マヌカ花蜜を含むが、他の花蜜も多く混在したもの

3.ノンマヌカハニー=マヌカ成分が基準を満たさないため、「マヌカ」とは呼べないもの

このようにモノフローラル・マヌカハニーは、農薬が散布されない自然豊かな山岳地帯で育つマヌカの木から採蜜された単花蜜を使用しています。

マヌカハニーに含まれる栄養成分や健康成分


上記の栄養は消す 本物のマヌカハニーに含まれている栄養成分や健康成分は、以下の通りです。

▼マヌカハニーに含まれる主な栄養成分と健康成分

  • ・糖類(ブドウ糖、果糖など)

  • ・アミノ酸(必須、非必須)

  • ・ビタミン(B群、Cなど)

  • ・ミネラル(カルシウム、マグネシウムなど)

  • ・メチルグリオキサール(MGO)

  • ・シリング酸メチル

  • ・フェノール化合物(フラボノイド、フェノール酸)

  • ・有機酸(グルコン酸など)



マヌカハニーがもたらす効果




本物のマヌカハニーであれば、健康と美容にメリットをもたらしてくれる可能性があります。

ここでは、マヌカハニーを摂取することで期待できる効果を解説します。

イキイキとした毎日を過ごせる


マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサールは、毎日をエネルギッシュに過ごすための助けとなる成分です。

元気を取り戻し、よりイキイキとした生活を送りたい方は、マヌカハニーをぜひご活用ください。

寒い季節を乗り越えるための支えとなる


厳しい寒さで身体がつらいときにも、抗菌力に優れたマヌカハニーが役立ちます。

マヌカハニーはほかのはちみつよりも粘度が高いため、寒さから身体を守りたいときに食べると、しっとり感をもたらしてくれます。特に、季節の変わり目には必需品だといえるでしょう。

うるおいによってキレイを維持できる


ハリのある肌をキープしたい場合にも、マヌカハニーは一役買ってくれます。

マヌカハニーに含まれるポリフェノール(主にフラボノイド)やアミノ酸は、若々しい印象の維持に欠かせない成分です。

さらに、メチルグリオキサールのはたらきも、美容面で自信をもたらしてくれる可能性があります。

「いつまでも美しい姿を保っていたい」とお考えであれば、マヌカハニーを日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

関連記事:マヌカハニーとは?効果やおすすめの食べ方を詳しく紹介

マヌカハニーを食べる際の注意点


ここまででお伝えしたように、マヌカハニーにはうれしい効果が期待できます。

しかし、安全に食べつづけるためには、いくつかのポイントを押さえておかなければなりません。

以下で、詳細を見ていきましょう。

注意点①ご自身が摂取可能かどうかを確かめる


マヌカハニーは健康成分が豊富ですが、体質や持病によっては注意が必要です。

たとえば、花粉アレルギーをお持ちの方は、花蜜が原料のマヌカハニーにも反応する可能性があります。

また、糖質制限をしている方は、摂取する糖分量に配慮しましょう。 「マヌカハニーを食べても大丈夫かな?」と不安な場合は、医師や専門家に相談し、アレルギーの有無や体質を必ず確認してください。

さらに、お子様がいらっしゃる場合は、1歳未満の乳児には、マヌカハニーを含めはちみつを与えないでください。

はちみつにはボツリヌス菌が含まれていることがまれにあり、腸内環境が未成熟な乳児が摂取すると中毒症状を引き起こすおそれがあります。

参照元:厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。」

関連記事:マヌカハニーを食べてはいけない方の条件とその理由を解説

注意点②摂取する量をきちんと守る


マヌカハニーの摂取量は、1日あたり大さじ1杯程度が目安です。この量を一度に摂取するのではなく、朝食前と夕食後の2回に分けて食べるのがよいでしょう。

マヌカハニーに含まれるブドウ糖は、大量に摂取すると、血糖値の急上昇やカロリー過多につながるおそれがあります。

糖尿病を患っている方や体重管理を要する方は、事前に医師に相談したうえで、摂取量に気を配りつつ食べることを推奨します。

注意点③食べ方を工夫する


ほかのはちみつよりも濃厚なマヌカハニーに対して、「独特の舌触りや味が苦手だ」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。そのような場合は、ぜひ飲み物や料理に混ぜてお召し上がりください。

以下は、マヌカハニーを使ったおすすめの使い方をご紹介します。

トーストやヨーグルトにかける


トーストやヨーグルトにかけるのも、お手軽かつおいしく食べられるのでおすすめです。

トーストにかける際は、最初にバターを塗っておきましょう。バターのコクとマヌカハニーが合わさって、一段とおいしさが増します。

またヨーグルトと一緒に食べると、マヌカハニー特有の風味が和らぐので独特の味わいが得意でない方は、この食べ方をお試しください。

砂糖の代わりに使う


コーヒーや紅茶を飲む際に、砂糖の代わりとしてマヌカハニーを入れるのもおすすめです。

特にコーヒーの苦みはマヌカハニーの甘さと相性が良く、マヌカハニーの独特のクセも和らぐのでよりおいしくいただけます。

ただし、マヌカハニーに含まれる栄養素のなかには、熱によって壊れてしまうものがあります。

そのため、少し冷まして飲みやすい温度になってから溶かすとよいでしょう。

マヌカハニーを初めて試すときは、まずキャンディータイプなどで味を確かめてから、自分に合ったものを選ぶと始めやすいでしょう。

コラム監修者

平柳 要先生

平柳ひらやなぎ かなめ先生

肩書:医学博士(東京大学)/保健学修士(東京大学)

所属:株式会社 食品医学研究所 代表兼所長

【略歴】

東京大学大学院医学系研究科(生理学)修了後、イタリア・パルマ大学、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学の客員研究員を経て、日本大学医学部(衛生学)准教授となる。
これまで日本体育大学(公衆衛生学/労働衛生学)、佐野日本大学短期大学(公衆衛生学)などの非常勤講師、日本人間工学会、日本宇宙航空環境医学会、日本臨床高気圧酸素・潜水医学会の理事や日本衛生学会、日本予防医学リスクマネージメント学会の評議員などを務めた。
現在は(株)食品医学研究所の代表兼所長。

【専門分野】

・特殊環境医学(宇宙環境生理学、海洋環境生理学、作業環境衛生学)
・科学的根拠(エビデンス)に基づく食材の健康効果研究

【メディア出演歴】

・NHK「ためしてガッテン」
・TBSテレビ「名医のTHE太鼓判!」
・テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」
・CBCテレビ「健康カプセル!ゲンキの時間」
 その他、MBS・テレ東・BSフジなど多数出演。

【監修・寄稿実績】

・蜂蜜力(主婦と生活社)
・魔法のハチミツ(マキノ出版)
・体が整う とっておきのしょうがレシピ(ナツメ社)
 その他、食品の健康効果に関するムックや新聞・雑誌への
 記事の投稿・監修は200冊以上。

【執筆著書】

・がん予防に実は「日光浴」が有効なわけ-ビタミンDの驚きの効力(講談社)
・病気にならない!しょうが緑茶健康法(サンマーク出版、中国語版あり)
・医学博士が考案した長生きふりかけ(サンマーク出版)
 その他、専門書『現代生活と保健衛生』(篠原出版新社)・『新編衛生学実習』(南山堂)など、
 健康・保健に関する書籍を多数執筆。

【外部リンク】

食品医学研究所ブログ:http://h-and-w.jp/column/
マイベストプロ群馬ブログ:https://mbp-japan.com/gunma/food-medicine/column/




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